【コラム】

熊本地震の被害と復興が報道されているさなかの、8月23日午前2時頃、

関東でも茨城県南部を震源とするマグニチュード(M)5.9の地震が発生しました。

東京、埼玉、千葉、茨城の1都3県で最大震度5弱を観測、横浜でもかなり揺れました。

日本は地震列島です。いつ、どこで地震が発生するか予測できません。

さらに、

関東では豪雨による被害が発生しています。

さいたま市や、板橋区、渋谷区などでも道路が冠水し、

地下や半地下の施設に浸水被害がでました。

千葉では8月13日からの豪雨によって大きな被害がでています。

死者10名、行方不明者1名、負傷者29名、住宅全壊2棟、半壊11棟、床上浸水709棟、床下浸水790棟、一部破損29棟が報告されています。

さらに、

8月11日には台風15号が関東に上陸し、

西に進み各地に大きな被害をもたらしました。

災害列島といっても過言ではない状況です。

9月1日は、関東大震災が発生した防災の日です。

日頃から、診療中に被害が発生した場合に備えましょう。

歯科医院は医療機関ですので、

災害にあった場合に、まず患者さんの安全を考える必要があります。

その次に、歯科医師、スタッフ、

そして、医院です。

安全に避難できるように、非難訓練をして、防災用品を備蓄しておきましょう。

●2026年の公開セミナーのご案内です。

~【2026年 セミナー案内】~~

■2026年度の歯科経営改善ゼミナールのご案内です。

実務的な内容のセミナーですので、参考にしていただけると思います。

興味のある回だけご視聴いただけますので、ぜひご検討ください。

●歯科経営改善ゼミナール(すべてWEBセミナーです)

受講料:1名様 各回6,600円(税込)

16:00~17:30または録画視聴 ※視聴期間 各6か月

9月17日(木)  「分かりやすい!在庫管理のポイント」

10月22日(木) 「分かりやすい!人事評価の進め方」

11月19日(木) 「分かりやすい!開業準備のポイント」

※歯科経営改善ゼミナール

※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

■自費カウンセリング能力開発セミナーのご案内です。

●M&D歯科カウンセラー養成講座

1日完結。打率90%の歯科カウンセラーも誕生しました。

・第2回 11月8日(日)9時30分~17時00分

会場:飯田橋レインボービル

受講料:1名様 30,000円(税込)昼食付

●「自費率50%をめざす!歯科医師のための自費率向上対策セミナー」

2日間の集中研修です。

・第2回 11月22日(日)10時~18時

     11月23日(祝月)9時~17時

・会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前

・定員:6名 (最低催行人数3名、申し込み期限2週間前)  

・受講料:1名様 198,000円(税込)昼食・懇親会込                     

・講師:ゲスト講師:浅草安田歯科医院 院長 安田 亮 先生

(株)M&D医業経営研究所 代表取締役 木村 泰久

医療接遇アドバイザー 小山 美由紀

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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日

【発行者】 木村 泰久

(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント

株式会社M&D医業経営研究所 代表取締役

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成功する!歯科医院のマーケティング対策  

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「バリアフリーを考える」     小山美由紀

【目次】

1.はじめに

2.他産業でいえばどんなこと?

3.歯科医院ではどうすればよい?

4.まとめ

■1.はじめに

今回は「バリアフリー」について考えてみたいと思います。

先生の医院では、ご高齢の患者さんや足腰に不安のある患者さんが来院されたとき、不自由なく通院できる環境になっているでしょうか。

日本は、超高齢社会が進行しています。

歯科医院においても、定期管理を必要とする高齢の患者さん、杖や歩行器を利用される患者さん、車椅子を利用される患者さんが年々増えています。

一方で、私たちは毎日その環境で働いているため、院内にある「小さな不便」に気づきにくくなっています。

例えば、

・玄関のわずかな段差

・重たいドア

・狭い通路

・座面の低い待合椅子

・マイナンバーカードを読み取るカードリーダーの位置

こうした「小さな不便」は、若い人には何でもないことでも、ご高齢の患者さんにとっては大きな負担になることがあります。

近年は、バリアフリー法の見直しや各種ガイドラインの整備が進み、社会全体で「誰もが利用しやすい環境づくり」が重視されています。

特に新たなバリアフリー整備目標では、物理的な設備だけでなく、利用者目線での利便性向上や「心のバリアフリー」も重要視されています。

しかし、歯科医院の場合、大規模な改装や移転は簡単ではありません。だからこそ重要なのは、「今ある環境で何ができるか」を考えることです。

患者さんは診療技術だけで医院を評価しているわけではありません。

「通いやすい医院」「安心して通える医院」

そう感じてもらえるかどうかも、継続来院や口コミに大きく影響します。

では、他産業ではどのような取り組みが進んでいるのでしょうか。

■2.他産業でいえばどんなこと?

バリアフリーというと、まず駅や商業施設を思い浮かべる先生も多いかもしれません。

最近の大型商業施設では、

・段差のない出入口

・車椅子対応トイレ

・多目的トイレ

・エレベーター

・ベビーカー対応通路

・音声案内や視覚表示

などが当たり前になっています。

公共交通機関でも低床バスやエレベーターの設置が進み、「移動しやすさ」は重要なサービス品質の一つとして考えられています。

興味深いのは、近年のバリアフリーが単なる「障害者対応」ではなくなっていることです。

例えばスーパーでは、

・高齢者

・妊婦さん

・小さな子ども連れ

・一時的なけがをしている人

など、さまざまな利用者を想定した設計が行われています。

つまり、「特別な人のため」ではなく、「誰にとっても使いやすい環境づくり」という考え方です。

これは歯科医院にもそのまま当てはまります。

対象となるのは、足腰が悪い患者さんだけではありません。

・ベビーカーを押して来院する患者さん

・人工関節の手術後の患者さん

・仕事帰りに大きな荷物を持って来院する患者さん

など、さまざまな方が考えられます。

こうした患者さんにとっても、段差や狭い通路は通院の障壁になります。

そして、もう一つ重要なのが「人的なバリアフリー」です。

設備が整っていても、「困っていても誰も声をかけてくれない」のであれば、患者さんは不安を感じます。

現在のバリアフリーの考え方では、設備だけでなく、スタッフの配慮や対応も重要な要素として位置づけられています。

では、歯科医院では具体的に何から始めればよいのでしょうか。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

私はまず次の5つを見直していただくことをお勧めします。

(1)土足化を検討する

以前はスリッパへの履き替えが一般的でしたが、今では土足対応の医院も多く見られるようになりました。

理由は単純です。患者さんの負担が少ないからです。

特にご高齢の患者さんにとって、しゃがむ、靴を脱ぐ、スリッパに履き替えるという動作は想像以上に大変です。転倒リスクもあります。また、履き替えが不要になることで受付の流れもスムーズになります。

(2)手すりを設置する

比較的取り入れやすく、効果を実感しやすいバリアフリー対策の一つです。

玄関、上がりかまち、廊下、トイレ、階段など、こうした場所に手すりがあるだけで安心感は大きく変わります。

ご高齢の患者さんはもちろん、術後や体調不良時の患者さんにも役立ちます。

そして手すりは健常者も自然に利用します。結果として院内全体の安全性向上につながります。

(3)受付からすぐ介助に出られる動線をつくる

患者さんが困っていても、受付からすぐに出られなければ意味がありません。

例えば、

・車椅子の患者さんが来院したとき

・荷物を持った患者さんがドアの前で困っているとき

・高齢の患者さんが段差で立ち止まっているとき

など、このような場面ですぐにサポートできる環境が理想です。

設備以上に、「助けやすい動線」が重要です。

(4)マイナンバーカード受付の使いやすさを確認する

マイナ保険証による受付も一般的になっています。

しかし、カードリーダーが高すぎる、画面表示が見にくい、説明が分かりにくい、というケースもあります。

先生ご自身が患者さんの立場になって試してみてください。

特にご高齢の患者さんは操作に不安を感じることがあります。

受付スタッフが自然にサポートできる体制を整えておくことも大切です。

(5)スタッフ全員で「声かけ」を徹底する

実は最も重要なのはここかもしれません。

・患者さんが入口で困っている

・車椅子を押しているご家族がいる

・杖をついてゆっくり歩いている

そのようなときに、「お手伝いしましょうか?」と一言声をかけるだけで医院の印象は大きく変わります。

設備投資には限界があります。

しかし、気づきと行動には大きな費用はかかりません。

バリアフリーとは、設備だけではなく「患者さんへの配慮の仕組み」でもあるのです。

■4.まとめ

バリアフリーというと、大規模な改装や高額な設備投資を思い浮かべる先生もいらっしゃるかもしれません。

しかし実際には、

・土足化を検討する

・手すりを付ける

・動線を見直す

・マイナンバーカード受付を使いやすくする

・スタッフの声かけを徹底する

といった小さな改善でも、大きな効果を生みます。

患者さんは、自分のことを考えてくれている医院かどうかを敏感に感じ取っています。

診療技術の違いは、患者さんにとって判断が難しいこともあります。

しかし、

「ここは通いやすい」

「ここは安心できる」

「スタッフが親切だ」

という印象は確実に伝わります。

先生の医院には、気づきにくい「小さな不便」はありませんか?

スタッフミーティングで一度、「当院のバリアフリー」をテーマに院内を見直してみてください。

患者さんにやさしい医院づくりは、結果として地域から選ばれる医院づくりにつながります。

そしてその積み重ねが、長期的な患者さんとの関係づくりや医院経営の安定につながるのです。

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【発行者】医業経営コンサルタント 木村 泰久