【コラム】

2026年7月28日16時27分ごろ、

熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.1の「令和8年熊本地震」が発生しました。

熊本県では、2016年4月にも最大震度7を観測した地震が相次いで発生し、甚大な被害を受けています。

復旧・復興を進めてきた地域を、10年後に再び大地震が襲ったことになります。

このことから私たちが学ぶべきなのは、

「大地震は、いつ、どこで起きてもおかしくない」ということです。

そして歯科医院は一般の事業所とは異なります。

診療中であれば、患者さんの口腔内には

タービン、超音波スケーラー、バー、ファイルなどが入っている可能性があります。

外科処置中かもしれません。

院内にはガラス、薬品、医療機器、酸素ボンベなどがあり、

停電や断水が起これば通常どおりの診療はできません。

一方、災害後には歯科医院そのものが地域医療を支える拠点となる可能性があります。

9月1日は「防災の日」、

そして8月30日(日)から9月5日(土)までの7日間が防災週間です。

私は神戸勤務のときに阪神淡路大震災で被災しました。

この機会に、「地震が来たらどうしよう」と考えるだけではなく、

1)患者さんを守る、

2)スタッフを守る、

3)医院を守る、

4)できるだけ早く診療を再開する、

5)地域の歯科医療を支える、

という5つの視点から、自医院の災害対策を考えておきましょう。

●2026年の公開セミナーのご案内です。

~【2026年 セミナー案内】~~

■2026年度の歯科経営改善ゼミナールのご案内です。

実務的な内容のセミナーですので、参考にしていただけると思います。

興味のある回だけご視聴いただけますので、ぜひご検討ください。

●歯科経営改善ゼミナール(すべてWEBセミナーです)

受講料:1名様 各回6,600円(税込)

16:00~17:30または録画視聴 ※視聴期間 各6か月

9月17日(木)  「分かりやすい!在庫管理のポイント」

10月22日(木) 「分かりやすい!人事評価の進め方」

11月19日(木) 「分かりやすい!開業準備のポイント」

※歯科経営改善ゼミナール

※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

■自費カウンセリング能力開発セミナーのご案内です。

●M&D歯科カウンセラー養成講座

1日完結。打率90%の歯科カウンセラーも誕生しました。

・第2回 11月8日(日)9時30分~17時00分

会場:飯田橋レインボービル

受講料:1名様 30,000円(税込)昼食付

●「自費率50%をめざす!歯科医師のための自費率向上対策セミナー」

2日間の集中研修です。

・第2回 11月22日(日)10時~18時

     11月23日(祝月)9時~17時

・会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前

・定員:6名 (最低催行人数3名、申し込み期限2週間前)  

・受講料:1名様 198,000円(税込)昼食・懇親会込                     

・講師:ゲスト講師:浅草安田歯科医院 院長 安田 亮 先生

(株)M&D医業経営研究所 代表取締役 木村 泰久

医療接遇アドバイザー 小山 美由紀

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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日

【発行者】 木村 泰久

(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント

株式会社M&D医業経営研究所 代表取締役

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成功する!歯科医院のマーケティング対策  

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「清掃を考える」     小山美由紀

【目次】

1.はじめに

2.他産業でいえばどんなこと?

3.歯科医院ではどうすればよい?

4.まとめ

■1.はじめに

先生の医院では院内の清掃を、誰が、いつ、どのように行っていますか。

歯科医院の経営相談をしていると、

「技術には自信があるのに患者さんが定着しない」「なぜか紹介が増えない」

という悩みをよく耳にします。

その原因を探っていくと、診療技術や設備ではなく、

「院内の清潔感」にたどり着くことがあります。

近年、患者さんの衛生意識は大きく変化しました。

感染対策や衛生管理への関心が高まり、

「この医院は本当に清潔だろうか」という視点で院内を観察する患者さんが増えています。

歯科医院は口腔内という非常にデリケートな部位を扱う医療機関ですから、

患者さんが清潔さに敏感になるのは当然のことです。

感染予防と清掃管理は、医療の質そのものを支える重要な要素とされています。

例えば、受付カウンターに埃が積もっていたらどうでしょうか。

ブラッシングコーナーの鏡に水滴の跡が残っていたらどうでしょうか。

ユニット周辺の床にレジン片や石膏の粉が散らばっていたらどうでしょうか。

患者さんは口には出さなくても、

「器具の消毒や滅菌は大丈夫なのだろうか」と不安になるかもしれません。

一方で、院内が整理整頓され、床やトイレ、待合室まで美しく保たれている医院では、

「ここなら安心して治療を受けられそうだ」という信頼感が自然に生まれます。

清掃は単なる雑務ではありません。

患者さんの安心感をつくり、医院のブランド価値を高める重要な経営活動なのです。

■2.他産業でいえばどんなこと?

清掃管理の徹底で有名な業界といえば、テーマパークやホテル業界です。

例えば東京ディズニーリゾートでは、

園内の清潔さがゲスト満足度を支える重要な要素として位置づけられています。

ゴミが落ちていないことはもちろんですが、

それ以上に「常にきれいであること」が徹底されています。

また、高級ホテルでは客室だけでなく、

ロビーやトイレ、エレベーターのボタンに至るまで細かい清掃基準が定められています。

なぜそこまで行うのでしょうか。

それは、「清潔感そのものが商品価値だから」です。

考えてみてください。

高級レストランで食事をしていて、テーブルの下に紙くずが落ちていたらどう感じるでしょうか。

ホテルの洗面台に前の宿泊客の髪の毛が残っていたらどうでしょうか。

おそらく料理や客室がどれほど素晴らしくても、その印象は大きく損なわれます。

歯科医院も同じです。

患者さんは歯科医療の専門知識を持っているわけではありません。

ですから、治療技術の優劣を正確に判断することは難しいのです。

その代わりに、「清潔そう」「スタッフの対応が丁寧」「整理整頓されている」といった

目に見える要素から医院の質を判断します。

医療機関において、感染予防や環境整備は患者さんの安全を支える重要な仕組みとして位置付けられており、日常的な環境管理や手順の標準化が求められています。

つまり患者さんは、床の汚れやトイレの状態から、医院全体の管理レベルを無意識に評価しているのです。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

では、歯科医院ではどのように清掃管理を行えばよいのでしょうか。

(1)清掃方法を見直す

まずは「いつ、誰が、どのように掃除するのか」を整理してみましょう。

診療前に全員で短時間清掃を行う医院もあれば、昼休みや診療後に重点的に行う医院もあります。

また、最近では清掃専門スタッフや外部業者を活用する医院も増えています。

重要なのは、「気づいた人がやる」ではなく、「決まった方法で実施する」ことです。

例えば、

・待合室は1日3回点検する

・トイレは午前・午後に確認する

・ブラッシングコーナーは患者さんの使用後に確認する

・ユニット周辺は患者さんごとに整理整頓する

といったルールを決めるだけでも清掃レベルは大きく向上します。

(2)清掃用具を見直す

掃除機だけで満足していないでしょうか。

実際には、掃除機だけでは細かな粉塵や汚れは取り切れません。

レジン片や石膏粉、研磨材などは床に残りやすく、見た目以上に汚れが蓄積します。

マイクロファイバーモップや使い捨てクロスなど、効率よく衛生管理できる清掃用具も数多くあります。

また、受付カウンターやマイナンバーカードリーダー、ドアノブ、待合室の椅子など、人が頻繁に触れる場所は「高頻度接触面」として定期的な清拭を行うことが望まれます。

時間をかけることよりも、短時間で確実にきれいにできる仕組みを作ることが重要です。

(3)担当とチェック体制を決める

どんなに優秀なスタッフでも、人間ですから忘れることがあります。

だからこそチェックシートが必要です。

例えば、

・受付周辺 ・待合室 ・トイレ ・ユニット ・レントゲン室 ・滅菌コーナー

などを一覧化し、担当者が確認後にサインする仕組みを作ります。

さらに月に一度、院長先生や主任スタッフが巡回確認すると、清掃品質は安定します。

ここで大切なのは、「できていないことを叱る」のではなく、「どうすればもっと良くなるか」をスタッフと一緒に考えることです。

スタッフ自身が改善案を出し、それを実行できる医院は、清掃だけでなく組織全体の改善力も高まります。

■4.まとめ

清掃は、単なる掃除ではありません。

患者さんにとっては、

・安心して通える医院か ・感染対策をしっかりしている医院か ・丁寧な医療を提供している医院かを判断する重要な材料です。

そのためには、

・清掃方法を標準化する ・適切な清掃用具を活用する ・担当者とチェック体制を決める

という3つの視点が欠かせません。

これは企業経営でいう「人(マン)」「道具(マシン)」「方法(メソッド)」の考え方と同じです。

先生の医院では、院内の清掃ルールが明文化されているでしょうか。

スタッフ全員が同じ基準で清掃できているでしょうか。

そして何より、患者さんの目線で最近、院内を見直したことはありますか。

ぜひ一度、スタッフミーティングで院内を歩きながら話し合ってみてください。

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【発行者】医業経営コンサルタント 木村 泰久