【コラム】

暑い日が続きます。今年から40度を超える日は「酷暑日」となりました。

数年前までは、暑中見舞いという習慣がありました。

涼しげなハガキが届くと、少しほっこりしたものです。

今は、メールやSNSで代行しているようですね。

ここ数年は、9月の彼岸まで残暑が続くようになりました。

そのなかで、ウイルス性上咽頭炎が流行しています。

免疫が落ちてくると、てきめんに感染します。

体調管理に気をつけてくださいね。

さて、7月19日(日)20日(祝)の2日間、

「究極の」歯科医師の話術教室を開催しました。

特別講師に、浅草安田歯科醫院の、安田先生をお迎えして、

現場での豊富な体験をもとに、迫真の自費ロールプレイを体験していただきました。

受講生から「本当に満足できました! 参加して多くの収穫がありました」と感想をいただきました。

次回は、11月22日(日)、11月23日(祝)です。

自力で、月に100万円以上の自費治療を獲得したい歯科医師の先生、

ご参加をお待ちしています!

・11月22日(日)10時~18時

 11月23日(祝月)9時~17時

・会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前

・定員:6名 (最低催行人数3名、申し込み期限2週間前)  

・受講料:1名様 198,000円(税込)昼食・懇親会込                     

・講師:ゲスト講師:浅草安田歯科医院 院長 安田 亮 先生

(株)M&D医業経営研究所 代表取締役 木村 泰久

医療接遇アドバイザー 小山 美由紀

●2026年の公開セミナーのご案内です。

~【2026年 セミナー案内】~~

■2026年度の歯科経営改善ゼミナールのご案内です。

実務的な内容のセミナーですので、参考にしていただけると思います。

興味のある回だけご視聴いただけますので、ぜひご検討ください。

●歯科経営改善ゼミナール(すべてWEBセミナーです)

受講料:1名様 各回6,600円(税込)

16:00~17:30または録画視聴 ※視聴期間 各6か月

9月17日(木) 「分かりやすい!在庫管理のポイント」

10月22日(木) 「分かりやすい!人事評価の進め方」

11月19日(木) 「分かりやすい!開業準備のポイント」

※歯科経営改善ゼミナール

※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

■自費カウンセリング能力開発セミナーのご案内です。

●M&D歯科カウンセラー養成講座

1日完結。打率90%の歯科カウンセラーも誕生しました。

・第2回 11月8日(日)9時30分~17時00分

会場:飯田橋レインボービル

受講料:1名様 30,000円(税込)昼食付

●「自費率50%をめざす!歯科医師のための自費率向上対策セミナー」

2日間の集中研修です。

・第2回 11月22日(日)10時~18時

     11月23日(祝月)9時~17時

・会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前

・定員:6名 (最低催行人数3名、申し込み期限2週間前)  

・受講料:1名様 198,000円(税込)昼食・懇親会込                     

・講師:ゲスト講師:浅草安田歯科医院 院長 安田 亮 先生

(株)M&D医業経営研究所 代表取締役 木村 泰久

医療接遇アドバイザー 小山 美由紀

************************

では、メルマガを始めさせていただきます。

───────────────────────────────────

【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。

そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。

優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆

【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日

【発行者】 木村 泰久

(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント

株式会社M&D医業経営研究所 代表取締役

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

成功する!歯科医院のマーケティング対策  

*******************************

「整理整頓を考える」     小山美由紀

【目次】

1.はじめに

2.他産業でいえばどんなこと?

3.歯科医院ではどうすればよい?

4.まとめ

■1.はじめに

先生の医院の受付まわりは、今どのような状態でしょうか。

患者さんから見えるカウンターの上はきれいでも、スタッフ側に入ると、マイナンバーカードのカードリーダー、予約管理用のパソコン、メモ用紙、筆記具、印刷した書類、郵送物、在庫品などが雑然と置かれていませんか?

今は、便利な仕組みが増えた一方で、受付業務そのものはむしろ複雑になっています。

例えばこんな場面はないでしょうか。

患者さんが来院し、マイナンバーカードで受付を行う。その間に電話が鳴る。さらに業者が納品に来る。歯科医師から「次の患者さんの補綴物の確認お願い」と声がかかる。

その途中で、患者さんから「前回お願いした歯ブラシありますか?」と質問される。

すると、

「あれ、在庫どこでしたっけ?」

「予約変更のメモ、どこに書いた?」

「確認したはずの書類が見当たらない」

そんな状態になってしまうことがあります。

そして一番怖いのは、“探し物”によってスタッフの集中力が切れることです。

受付で何かを探している時間、スタッフの表情はどうしても焦ります。

焦ると、説明不足や入力ミス、予約ミスが起こりやすくなります。

患者さんは、その空気を敏感に感じ取ります。

つまり整理整頓は、「見た目」の問題ではありません。

医院全体の効率、接遇、そして患者さんの安心感に直結する“経営の問題”なのです。

では、他産業ではどのように考えられているのでしょうか。

■2.他産業でいえばどんなこと?

整理整頓というと、「きれい好き」の話だと思われがちです。

しかし、他産業ではもっと実務的に考えられています。

代表的なのが、製造業の「5S」です。

1.整理 2.整頓 3.清掃 4.清潔 5.躾(しつけ) 

これは現在でも多くの企業で重要視されています。

例えば物流センターでは、「どこに何があるか」が数秒でわからなければ仕事になりません。

宅配便が時間どおり届くのも、徹底した整理整頓と配置管理があるからです。

飲食業界でも同じです。繁盛している飲食店ほど、厨房が整っています。

調味料の位置、食器の置き場所、在庫管理、動線など、すべてが考えられています。

逆に、忙しいのに片付いていない店舗では、「探す」「取りに行く」「戻す」という無駄な動作が増えます。

結果として、

・提供時間が遅れる ・ミスが増える ・スタッフが疲弊する 

という問題が起こります。

実は歯科医院もまったく同じです。

例えば、

「印象材どこ?」

「シェードガイドがない」

「レーザーどこへ置いた?」

「説明用資料が見つからない」

こうした“探す時間”は、積み重なると非常に大きなロスになります。

しかも歯科医院の場合、単なる作業効率の問題ではありません。

診療の流れが止まり、患者さんを待たせることにつながります。

さらに感染対策の視点も重要です。

厚生労働省の医療安全や院内感染対策の考え方でも、「清潔区域・不潔区域の区別」「不要物を置かない」「動線管理」は基本です。

つまり整理整頓とは、単なる“片付け”ではなく、

・業務効率 ・医療安全 ・感染対策 ・接遇 ・経営効率 

すべてに関係するものなのです。

そして興味深いことに、業績の安定している医院ほど、院内が整っています。

なぜでしょうか。

それは、「管理ができている医院」だからです。

モノの管理ができる医院は、

時間の管理もできる、在庫の管理もできる、予約の管理もできる。

結果として患者さん対応も安定します。患者さんは、そこを意外によく見ています。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

では、具体的にどのように整理整頓を進めればよいのでしょうか。

(1)まず「置き場所」を固定する

一番大切なのは、「いつも同じ場所にある」ことです。

例えば、

・印鑑 ・スキャナー ・補綴物 ・技工指示書

・説明用資料 ・歯ブラシ類 ・同意書 

これらの定位置は決まっているでしょうか。

「とりあえずここに置く」が増えると、必ず探し物が増えます。

特に受付では、“仮置き”が危険です。

電話しながら前に使用した伝言メモを横に置く。

確認書類を一時的に横へ置く。

後で処理しようとして忘れる。

この積み重ねが、予約ミスや説明漏れにつながります。

おすすめは、「仮置き禁止エリア」を決めることです。

例えば、

・患者さん関連書類はここ

・未処理書類はここ

・確認済みはここ 

とトレーを分けるだけでも混乱は激減します。

(2)「個人管理」を減らす

意外と問題になるのが、“自分しか分からない管理”です。

「あの人しか場所を知らない」「あのスタッフが休むと回らない」これは危険な状態です。

例えば、材料在庫。担当者しか把握していない医院があります。

すると、急に欠品が起きたり、同じものを重複発注したりします。

整理整頓とは、「誰でもわかる状態」にすることです。

ラベル表示でもよいですし、写真付きの配置表でも構いません。

新人スタッフでもすぐ動ける状態を目指しましょう。

(3)「動線」で考える

整理整頓は、“見た目”ではなく“動きやすさ”で考えることが重要です。

例えば、受付スタッフが何歩歩いているか考えてみてください。

プリンターまでは?在庫を取りに別室には?書類を探しに戻ってくるには?

これが積み重なると、大きな時間ロスになります。

一度、スタッフ同士で「よく取りに行くもの」を書き出してみてください。

すると、「これ、受付の近くに置いた方がいいですね」というものが必ず出てきます。

歯科医院でチェアタイムは非常に貴重です。

探し物や無駄な移動を減らすことは、結果的に患者さんを待たせないことにつながります。

(4)「見える整理整頓」を意識する

患者さんは、想像以上に院内を見ています。

・カウンターの乱雑さ

・掲示物の古さ

・在庫の積み上がり

・段ボールの放置 

こうしたものから、「この医院、大丈夫かな」という印象を受けることがあります。

逆に、整った受付は安心感を与えます。

特に医院選びにおいて「清潔感」を重視する患者さんが非常に増えています。

SNSや口コミ時代だからこそ、“見られている意識”が重要です。

(5)整理整頓を「仕組み化」する

そして最後に大切なのは、「片付けを個人の性格に任せない」ことです。

忙しくなると、人は必ず乱れます。

だからこそ、

・毎日5分の片付け時間

・週1回の在庫確認

・月1回の不要物整理など、ルール化が必要です。

おすすめは、スタッフミーティングで「最近探したもの」を共有することです。

実はそこに、改善ポイントが隠れています。

■4.まとめ

整理整頓というと、「片付けが苦手だから…」という個人の問題として考えられがちです。

しかし本質は違います。

整理整頓とは、医院の“運営力”そのものです。

・探し物を減らす

・無駄な動きを減らす

・ミスを防ぐ

・患者さんを待たせない

・清潔感を維持する

・スタッフが働きやすくする  

これらすべてにつながっています。

特に注意したいのは、

1.誰の管理か曖昧なもの

2.使用後に戻しにくいもの

3.「あとでやろう」が発生しやすいものです。

例えば、レーザーや口腔内カメラなどの共有機器、説明用模型、一時保管の書類。

こうしたものほど、置きっぱなしになりやすいのです。

先生の医院では、「どこに何を置くか」「誰が管理するか」「いつ確認するか」が明確になっているでしょうか。

整理整頓は、特別なお金をかけなくても改善できます。

しかし、医院全体の生産性や患者満足度には大きな影響を与えます。

そして、整った医院には独特の安心感があります。

患者さんは、「ここはきちんとしている医院だ」と自然に感じるのです。

ぜひ一度、スタッフ全員で院内を見渡してみてください。

「本当にここに必要?」「もっと動きやすくできない?」

そんな視点で考えるだけでも、医院は変わり始めます。

****************************
【発行者】医業経営コンサルタント 木村 泰久