1.はじめに


皆さんの医院でも、全体ミーティングを開催していると思います。しかし、スタッフ数が増えてくると、最後に全員から意見を聞くにも時間がかかってしまい、また本音を言いづらい雰囲気になることがあります。このため、スタッフ数が10人を超えたら、部門別ミーティングを開催することをお勧めします。


2.部門別ミーティングとは


部門別ミーティングは、歯科医師、歯科衛生士、受付助手、に別れて全体ミーティングの前に話し合うミーティングです。毎月一度、全体ミーティングの前に、30分~45分の時間を確保して、職種別に医院の問題点や改善のための課題を話し合うのです。

歯科医院では、歯科医師は診療に集中し、歯科衛生士や受付助手が、院内の総合的な管理を担っています。例えば、予約管理や医療器具の管理、在庫管理、滅菌消毒や院内清掃などです。それぞれの部門でなければ分からない問題点や改善課題があります。これを解決する方法を話し合って、決まった改善対策や解決するべき課題を、全体ミーティングで報告し、医院全体で共有したり、対策を考えていったりするのです。


1)ドクターミーティング

保険改正の知識の共有、同時算定などの工夫、新しい歯科材料や医療器具の導入についての提案や検討、治療成績を高めるための技術の習得、患者数やレセプト1枚点数の検討、レセプトチェックの結果の共有、返戻や査定対策の検討、その他、問題点について話し合います。


2)歯科衛生士ミーティング

だれでも同じ手順と同じ材料を使ってSPTなどができるようにするための手順、材料の共有、新しい歯ブラシや歯磨剤、含嗽剤など歯科衛生用品の検討、小児口腔機能発達不全症のMFTの進め方や、高齢者の口腔機能訓練の実施項目や進め方の検討、エアフローなどの器具の検討、その他、問題点について話し合います。


3)受付助手ミーティング

カルテ庫の管理、予約管理、無断キャンセル常習者などへの予約禁止措置の対応検討、暴れる子供さんや、親御さんへの対応、認知症の疑いのある患者さんへの対応の検討など。さらに、薬品や在庫管理、滅菌消毒に関する事項、消耗品の在庫管理や補充、器械器具の整備、その他、問題点について話し合います。


3.まとめ ~部門別ミーティングの結果の共有


このように、部門別ミーティングでは、職種別に医院の問題点や改善のための課題を話し合います。そして、全体ミーティングでその内容を共有していきます。

例えば、歯科医師からは、準備の手順や使用する材料の変更など。
歯科衛生士からは、衛生士ユニットの準備や片付けの手順、歯科衛生用品のお勧め品目の改訂、新しい歯ブラシのプレゼン依頼など。
受付助手からは、カルテ出しの手順の変更や、含嗽剤の変更など。

それぞれ医院全体で周知しておきたい事項を伝えるのです。その結果、それぞれの職種についての理解が深まり、医院としてチーム医療をスムーズに進めていくための知識と情報の共有が定着していくのです。ぜひ、部門別ミーティングを実施しましょう。 

以上