成功する!歯科医院のマーケティング対策 414号
【コラム】
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県に、出されている緊急事態宣言が3月7日まで延長されました。
ようやく歯科医院に患者数が戻りはじめていたなかで、再びダメージを受けています。
継続患者には、
口腔ケアにはコロナウイルス感染の予防効果と重症化予防効果を説明できますが、新患には説明のしようがありません。
今回はその対策を考えてみましょう。
さて、
今年のセミナー計画です。
2月はZOOMによるオンラインセミナー
・2月24日水曜 午後7:30からです。
1.「売上増大対策とWEBマーケティングの進め方」
・受講料は5500円(税込)です。
現場ですぐに実践できる増患と自費増大対策を、
マーケティング理論と成功事例を交え、解説します。
特に、インターネットにも適応されるなど、厳しくなった広告規制について、何ができて何ができないのか、そして具体的な対策をどうするのか、など詳しく解説します。
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2021年度プログラム
■1.対面式のセミナー
・日曜 午後1時からです。
1.「接遇セミナー」 4月18日(日)13:00~17:00 11000円(税込)
2. 「 経営塾」 6月20日(日)13:00~17:00 11000円(税込)
■2.ZOOMによるオンラインセミナー
・水曜午後7:30からです。
・受講料は5500円(税込)です。
1.「売上増大対策とWEBマーケティングの進め方」
2月24日(水)19:30~21:30
2.「売上1億円の予防歯科の作り方」
3月31日(水)19:30~21:30
3.「診療契約と医療過誤・クレーム対策」
4月28日(水)19:30~21:30
4.「歯科医院のための人事評価の進め方」
5月26日(水)19:30~21:30
■3.定評ある自費カウンセリングセミナー
●スタッフ向け 受講料は22,000円(税込)です。
1.「歯科カウンセラー養成講座」第1回 5月16日(日)10:00~17:00
2.「歯科カウンセラー養成講座」第2回 9月26日(日)10:00~17:00
●ドクター向け 2日間、講師3名、受講生6名限定。
9月22日(水)23日(祝)
・受講料は220,000円(税込)です。
・心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。
【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第414号
【目次】
1.緊急事態宣言下での新患増大対策を考えよう
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
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■1.緊急事態宣言下での新患増大対策を考えよう
東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、福岡県に、出されている緊急事態宣言が、3月7日まで延長されました。
事態が好転すれば、これよりも早く終了する地域がでてくるということですが、今回は昼間の外出も自粛ということで、医療機関の受診も先延ばしにする人が大勢出てくる可能性があります。
昨年の緊急事態宣言では、歯科はレセ枚数と売上が15%減少し、医科、調剤よりも減少幅が大きかったのですが、今回も影響がでてくる危険があります。
また、医科では、耳鼻科、小児科、眼科の受診が激減しました。
今回も、強い自覚症状がなく、すぐに生命の危険がないと感じられがちの診療科では「念のため受診」が激減したからです。
継続患者には、口腔ケアにはコロナウイルス感染の予防効果と重症化予防効果を説明できますが、新患には説明のしようがありません。
このため、地域の全ての方に、歯科医療の重要性をアピールする必要があります。
そして、むし歯や歯周病の患者さんには早めの来院を、健全な口腔の方には予防での口腔ケアに、一人でも多く来院していただく必要があります。
そのための対策を考えてみましょう。
■2.他産業でいえばどんなこと?
緊急事態宣言の影響で最も困っているのは飲食業です。
午後8時閉店ということで、反則金を課せられるため、今回はラーメン店も牛丼店もテイクアウト以外は閉じてしまいました。
このため、私のような業態の職業に携わる人は、クライアント医院での経営指導の帰りに夕食をとろうとすると、どこも開いておらず夕食難民になってしまいます。
長距離トラックのドライバーも、サービスエリアの食堂が午後8時で閉まってしまうのでに困っているようです。
ただ、飲食業はだまっていてもお腹が空きます。
このため、8時までになんとか入ろうと努力してくれます。
さらに、1日6万円の協力金がもらえます。このため、亭主1人でやっている小規模飲食店は一息ついています。
床屋や美容院はどうでしょうか。
男性は髪の毛が伸びるので、しかたなく床屋へでかけます。
女性はおしゃれになるために、気分を変えるために美容院へ出かけます。
ただし、昼間の不要不急の外出も自粛が求められており、感染リスクも怖いし、1ヶ月ぐらいいかなくてもあまり変わらないと考える人は、しばらく行かなくなるでしょう。
命にかかわらないので、対策のとりようがありません。
このため、厳しい環境におかれているでしょう。
■3.歯科医院ではどうすればよい?
最近は歯周病が糖尿病や認知症の原因になっていることが色々なメディアでとりあげられるようになりました。
さらに、口腔ケアでむし歯や歯周病の予防だけでなく、コロナなどのウイルス感染症の予防や、重症化防止に有効であることも知られています。
しかし、一般の生活者にはいまひとつ伝わっていないようです。
しかし、むし歯については、それこそ、痛くなるまで行かなくても平気」、という状態のようです。
ところが、むし歯を放置すると、死に至る危険があるのです。
「むし歯が死に至る危険がある疾患である」ということが伝われば、
多少は、急いで来院する患者が増えると考えられます。
これを院内掲示やホームページで紹介してみてはいかがでしょうか。
むし歯の死亡リスクは、一般の生活者向けに、歯科の知識を分かりやすく解説している、WEBサイト「歯科プラス」に詳しく紹介されています。ここで転載させていただきます。
・監修医 貝塚浩二先生
・コージ歯科 院長:貝塚 浩二 住所:東京都葛飾区お花茶屋2-5-16
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1-1.骨髄炎
虫歯が進行し神経が死んでしまうと虫歯菌は顎の骨を蝕み始めます。
やがて炎症を起こし歯茎や歯肉から出血や化膿した膿が出るようになります。
さらに虫歯が進行すると顎の骨髄に虫歯菌が感染して骨髄炎を引き起こします。
高熱や嘔吐、全身倦怠の症状が続き、治療が遅れ骨が壊死してしまうと
それらを取り除く外科手術を行う場合があり、骨の変形など後遺症が残ることもあります。
1-2.敗血症
骨髄炎が進行すると虫歯菌が全身に運ばれて行きます。
通常、免疫機能が正常であれば菌に負けることは無く大事には至りません。
しかし虫歯が原因の場合、治療を行わないでいると常に虫歯菌が血流に乗って全身を巡り続けることになります。この状態が長期間続くと血液が腐敗する敗血症を発症し多臓器不全を引き起こし死亡することがあります。
実際に起こった症例として2011年、アメリカの24歳の男性が親知らずの虫歯が原因で多臓器不全を起こし死亡、2013年にはイタリアのシチリア島に住む18歳の女性が虫歯を治療せず放置していたことが原因の敗血症で亡くなっています。
1-3.心筋梗塞
死んだ神経をそのままにしていると虫歯菌は血液中に入り込み全身へ巡っていきます。
虫歯菌が心臓に入ると血管を硬くさせる動脈硬化を進行させます。
やがて血流が悪くなる狭心症となり、さらに症状が進行すると心筋組織が壊死し心筋梗塞を引き起こします。
心臓の激しい痛みや心臓の停止が起こり突然死の原因となります。
1-4.肺炎
虫歯が原因で肺炎を引き起こすことがあります。
これは誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)と呼ばれ、睡眠中などに口内の虫歯菌が気管から肺に侵入し肺炎を起こします。
主に免疫力の低下した高齢者に起こりやすい肺炎で、高熱、激しい咳、呼吸困難などの症状があり衰弱して死亡するケースも多くあります。
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いかがでしょうか。
このような情報が一般の生活者に伝わると、
「不要不急で自粛」すべきでないことが分かるのではないかと思います。
在宅歯科で高齢者施設が、訪問歯科チームの入場を禁止しているケースがありますが、とんでもない間違いであると思います。
5.まとめ
先日、NHKのあさいちで、
男性アナウンサーが、緊急事態宣言がでていたので歯科医院に行かなかったところ、前歯が黒くなったので、むし歯かも知れないと思って行ったら、「もう少し早く来院してくれたら残せたのに」といわれたというエピソードを紹介して、歯科医院には1日も早く行った方が良いと話していました。
患者さん達が、コロナによる様子見で口腔内の疾患を悪化させることがないように、歯科医療機関としてのアナウンスを続けましょう。
おわり