マーケティング・ヒント-250「梅雨の季節のこころくばり」
梅雨はちょっとした不快が積み重なって、医院の印象を左右しやすい季節です。
患者さんとスタッフ、両方の視点で、“地味だけど効く”心配りを整理してみましょう。
1.来院時のストレス軽減
入口に大きめの傘立て、使い捨て傘袋の用意をしましょう。傘立ては間違えないような配慮をしましょう。傘を診察室内に持ち込ませる場合は、使い捨ての傘袋を用意しましょう。100均でもAmazonでも、1枚10円程度です。滑りにくいマットを用意しましょう。こまめな交換と乾燥が必要です。雨の日タオルを準備して洋服やバッグの水滴ケアをできるようにしましょう。
2.待合室を快適にする
除湿機・エアコンでベタつき防止を心がけましょう。蒸し暑く感じる日だけでなく、寒く感じる日もあるので、こまめにエアコンをチェックしましょう。雨の日特有のにおい対策が重要です。空気清浄機を動かしたりアロマを準備したり工夫しましょう。ブランケットは湿気臭対策をしましょう。臭気がすると、清潔感が失われ、せっかくの滅菌消毒のイメージが台無しになってしまいます。
3.清潔感の強化
雨の日は特に床の清掃頻度を上げましょう。床が濡れていると不潔なだけでなく危険です。トイレ・洗面の水はね・湿気対策も重要です。梅雨の時期はカビが生えるリスクがあるからです。特に、洗口コーナーの清潔感が大切です。鏡や洗面台が濡れているのに気づいたら、すぐに拭き取りましょう。雑誌やキッズスペースの湿気・カビチェックも重要です。雑誌が湿っていると不潔に感じます。キッズスペースも湿気があるとカビやすくなります。エアコンと空気清浄機を活用しましょう。
4.予約・導線への配慮
激しい雨の場合は無断キャンセルも起きがちです。「雨なのでお気をつけてお越しください」と、ひとこと連絡してあげましょう。キャンセルを減らすことができます。遅刻は柔軟に対応しましょう。雨で歩行スピードが遅くなったり車が渋滞したりしがちです。梅雨の時期は10分程度の遅刻は大目にみましょう。また、雨の日は待ち時間を短めにコントロールしましょう。雨が降っている日に待ち時間が長いとストレスが大きくなります。チェアタイム内で治療を終わらせるようにしましょう。
5.プラスαの気配りを
タオルだけでなく、ドライヤーの貸し出しも準備しましょう。ずぶぬれの服のままクーラーの効いた待合室で過ごすと、体調不良の原因になります。濡れた衣類・荷物を置けるカゴを用意しましょう。濡れたバッグやカバンを置けるカゴを待合室に置きましょう。患者さんが安心するほか、床が濡れるのを防止でき、ソファに濡れたまま置かれることも防止できます。傘の忘れものが増加します。患者さんがお帰りの際に、「傘のお忘れにご注意なさってください」と、ひと声かけましょう。
6.梅雨時のスタッフへのこころくばり
濡れた制服の予備や、靴を乾燥できるスペースの設置、ロッカー室の湿気対策を工夫しましょう。梅雨は自律神経が乱れやすいので、休憩をしっかり確保しましょう。温かい飲み物が飲めるようにしましょう。地味に効きます。エアコンによる冷え対策として、カーディガンの着用やヒートテック下着の着用、休憩室では羽織れるブランケットの使用を許可しましょう。
7.モチベーション維持
雨の日は患者数がブレやすいほか、気分が下がりやすいので、院長やリーダーから「ありがとう」など、ちょっとした声掛けの頻度を増やすなど配慮しましょう。また、スタッフの小さな気遣いに気づいたら、朝礼で取り上げるなど見える化して称賛してあげ、みんなで共有しましょう。
8.まとめ
梅雨は不快を減らすことで満足度を上げることができる季節です。特別なサービスよりも、「当たり前を丁寧にやる」だけで感じの良い歯科医院というイメージが生まれ、差別化につながります。
また、笑顔体操や明るいあいさつで、「雨の日でもここなら快適」と思わせる歯科医院をめざしましょう。
以上

