子供たちは夏休みです。
夏休みの宿題の自由研究は、親にとっては指導するにも手伝うにも困る課題です。

そこで、歯科医院でそのお手伝いを提案してあげましょう!
小学生の子供を持つ30歳から45歳くらいの患者さんは多く来院されていると思います。
その患者さんに子供の自由研究のお手伝いイベントを提案すると、お子さんを連れて来院してくれるかもしれません。

特に大きな準備をしなくてもできるのが院内見学会、バックヤードツアーです。
日頃みることができないオペ室や消毒室、研修室など院内の設備を小学生(4年生以上)に見せてあげるのです。

準備は簡単です。
夏休み中に、午前のラストの予約時間を1時間だけ切って、小学生向けの院内見学会を開催するのです。

1.事前準備:待合室に、《夏休み自由研究イベント~院内見学会》のポスターを掲示しておきましょう。
10人限定としておきましょう。
小学校高学年のお子さんに、《夏休み自由研究イベント~院内見学会》のちらしを渡しましょう。
小学生のお子さんがいる患者さんにもちらしを渡して「自由研究イベントを開催します」とお伝えしておきましょう。
あまり大勢になると危険なうえ大変なので、10人になったら締め切りましょう。

2.当日の準備:説明係の選任:院長とスタッフで説明係と補助係を選任します。
歯科衛生士のお姉さんが質問しやすいでしょう。
院内の医療器具には説明書を張っておきましょう。
例えば、オートクレーブは《高圧蒸気滅菌装置》、ウォッシャーディスインフェクターは《高圧洗浄機》です。
CTやマイクロスコープ、レーザーなどにも解説をつけておきましょう。
消毒室は、危険な薬品や尖ったものはすべて片づけて、ユニットのテーブルの上も何もない状態にしておきましょう。
玄関と待合室に、《夏休み自由研究イベント~院内見学会開催中》の表示を掲示しておきましょう。

3.院内見学会の進行:ユニット6台程度の歯科医院であれば、子供たちを5人ずつ2グループに分けて、合計10人までとします。
説明役が先導して案内します。
補助係が後ろからついて危険なことがないように確認しながら案内します。
目玉は、マイクロスコープを覗く、ユニットを起倒してみる、CCDカメラで口腔内画像を撮影して見せるなどです。
楽しませてあげましょう。
子供たちには自由に写真も撮影させ、親御さんに許可をいただいて、子供たちの写真も撮影させていただきましょう。

4.感想文をいただく:院内見学会が終わったら待合室で感想文を書いていただきましょう。
できれば学校に提出する自由研究の課題として提出するもののコピーをいただきましょう。
そして、親御さんの許可をいただいて、院内見学会の写真とともにホームページにアップしたり、Instagramに投稿したりして活用させていただきましょう。

夏休み中、子供たちに来院してもらうためには、院内にイベントを掲示する、イベント案内のパンフレットを受付で配る、リコールはがきでイベントをお知らせする、ホームページで告知するなどの方法があります。
必ず「お友達といっしょにきてね」と書いておきましょう。
子供たちには、キシリトールグミやこども歯磨きの試供品を詰め合わせたお土産を用意しましょう。

以上