【コラム】
夏休みに入りコロナ感染者数が激増し、過去最大の広がりです。
保育園が休園になるなどして、予約キャンセルが相次いでいます。

勤務医やスタッフの感染も増えており、診療体制に影響がではじめています。

また、日本で初めて天然痘に似た感染症「サル痘」の感染者が確認されました。
厚労省は国内での流行に備えて、サル痘に効果が期待される天然痘ワクチンを準備しています。
これは一定年齢より上の日本人はほぼ受けている「種痘」です。
すでに廃止されてから30年以上経過しており、抗体が残っているかどうかですが、80.7%に抗体が認められたという論文があります。

まだ国内で承認された治療薬はなく、欧州で承認されている天然痘の治療薬を輸入して臨床研究として投与可能とするようです。
世界で感染が拡大していますが、予防方法はコロナウイルスと同じです。

基本的な手指消毒、マスク着用など感染予防策をとることで感染は防げるようです。
大きな混乱を招くことがないことを祈るばかりです。

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【2022年度プログラム WEBセミナー】各回16:00~17:30
8月18日(木) 「歯科医院のための人事制度の構築」
 9月22日(木) 「医院を守る、就業規則の策定」
10月13日(木) 「スタッフを育成する人事評価制度の導入」
11月17日(木) 「モチベーションを高める給料賞与の払い方」
12月15日(木) 「何とかしたい! 問題職員対策の進め方」
受講料:各回5,500円(税込)
受講方法:オンタイムまたは録画視聴からお選びいただけます

【2022年度自費セミナー】
1.歯科カウンセラー養成講座 第1回 5月29日(日)9:30~17:00 ※終了
              第2回10月30日(日)9:30~17:00
受講料:22,000円(税込・昼食込)
会 場:飯田橋レインボービル
定員20名

2.ドクターのための究極の自費増大の話術教室
第2回 2022年9月18日(日)19日(月祝)  
受講料:220,000円(税込・昼食・懇親会込)
会 場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室

講師3名に対し受講生定員6名という贅沢なセミナーです。
心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。

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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日 
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第445号

【目次】
1.軽いイベントを工夫しよう
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
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■1.軽いイベントを工夫しよう
コロナ禍3年目。
行動制限のない夏を迎えましたが、第7波で新型コロナウイルス感染者数は急増しています。

患者様の足も遠のくのでは、と懸念されます。
毎月きちんと来院していただいている患者様には毎回楽しみにしていただけるように、
また初めて来院される患者様には、
「ちょっとした驚きと、嬉しい気持ち」を味わっていただけるように、
季節に合わせたイベントを工夫しましょう。

そしてご紹介キャンペーンを実施してはいかがでしょうか。

■2.他産業でいえばどんなこと?
長時間の接触を控える中、百貨店などでは様々なイベントが企画されています。
その殆どが人数を制限した予約制であったり、先着○名としています。

ある料理教室では初めての人を対象に、
通常料金4,000円相当を格安でレッスンが受けられたり、
小売店ではイベントに参加したら次回利用できるクーポンを配布したり、
と工夫しています。

歯科医院では広告規制と療養担当規則で、
特別値引きなどの経済的な誘因策は禁止されています。

しかし、継続的に来院されている患者さんを対象とした院内イベントは工夫の余地があります。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

夏休み中は子ども向けのイベントを考えましょう。
例えば、子ども達にうちわを2つずつ作ってもらい、1つは持ち帰ってもらいます。

もう1つは医院に置いて患者さんに「子ども達が作りました、どうぞお使い下さい」と書いて使っていただくのです。
もちろんその際、使用する度にアルコールによる消毒は必要になるでしょう。

また、「子ども達の虫歯教室」を開催します。
低学年には、COからC4まで、虫歯が出来るまでを画用紙に書いてもらったり、
高学年には市販のキシリトールガムを買い集めてもらい、
キシリトールや糖分の含有量を比べたりしてもらうと、
夏休みの自由研究が完成します。

さらに、9月は敬老の日です。
子ども達にご家庭のおじいさんやおばあさんの写真を撮ってきてもらい、
「ベストスマイル賞」を患者様の投票で決めるなどのイベントをします。
毎回、最優秀賞には歯ブラシや歯磨き粉、キシリトールガムなどを用意します。

■4.まとめ
歯科医院は医療機関であり飲食店や美容院ではありません。
浴衣祭りなどといってスタッフが浴衣でサービスする医院もあると聞いておりますが、このようなイベントは品位を低下させるのでお勧めしません。

しかし、歯科医院には一人でも多くの地域の人々のQOLを高める、という社会的使命があります。

「頼れる、やさしい、痛くしない」歯科医院にふさわしいイベントを工夫することで、
口コミが広がり、それまで歯医者が好きでなかった人も来院してくれるようにすれば立派な医療広報です。

またイベントだけでなく季節の飾り付けも楽しい工夫です。
百円ショップでも小さな飾り付けを販売しています。

ただし、あまり安っぽくならないように注意しましょう。
患者様に少しでも気持ち良く入っていただけるように、
そして安心感を得られるように工夫することは患者様の心理的なケアにも有益です。

もちろん「頼れる、やさしい、痛くしない」歯科医院のイメージを強化できます。
たいした経費はかかりません。
スタッフミーティングなどで話し合って、貴医院らしい工夫をしてみてはいかがでしょうか。

以上