【コラム】

まだ10月にもかかわらず、全国でインフルエンザが流行の兆しです。

東京都でも「インフルエンザ流行注意報」を発表しました。
学校ではインフルエンザやコロナウイルスによる学級閉鎖も多数あると報道されました。
文化祭などイベントシーズンですが、各学校では対応に追われているようです。

シーズン前のインフルエンザ流行で検査キットも不足しているクリニックもあるそうです。
コロナに続いて困った事態です。

歯科医院は少人数で回している医療機関です。
感染者がでると急な欠勤という事態に追い込まれます。
引き続き、手洗い・うがい・マスク着用で体調管理に留意しましょう。

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【2023年度 WEBセミナー】 各回16:00~17:30
10月19日(木) 「事例で分かる!人事評価の進め方」
11月  9日(木) 「事例で分かる!指導監査の現状と対策」
受講料:各回6,600円(税込)
受講方法:オンタイムまたは録画視聴からお選びいただけます

【2023年度自費セミナー】
1.ドクターのための究極の自費話術教室
第2回 10月8日(日)、9日(月祝) ※残1席
受講料:275,000円(税込・昼食込)
会 場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
定員6名

2.歯科カウンセラー養成講座
第2回 10月29日(日)9:30~17:00 ※残3席
受講料:27,500円(税込・昼食込)
会 場:飯田橋レインボービル
定員20名

【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

【ジョブメドレーアカデミー】
弊社代表 木村泰久が講師をつとめるセミナーのご案内です。

https://jm-academy.jp/contents/seminars/oi5soj-yfw3

セミナーの内容
「か強診」の取得について、このようなお悩みはございませんか?
・現状、外来診療がメインのため施設基準で置かれている訪問歯科がクリアできない
・「か強診」のメリットがいまひとつ分からない
・いつもあと一歩のところで取得できない…
令和6年4月の診療報酬改定まで残り約5ヶ月。

これから「か強診」の取得を目指す、すでに取得を目指して動き出している等、それぞれのフェーズで知りたい情報が異なるかと思います。

この度弊社では、100医院以上で顧問コンサルを担当し、
最短3ヶ月で「か強診」取得まで導く敏腕医業コンサルの木村泰久氏が、
「か強診」取得までのフェーズ別対策を徹底解説する、
無料のウェブセミナーを開催する運びとなりました。

実際の医院様の「か強診」の成功事例や失敗事例のご紹介、
令和6年4月の診療報酬改定で「か強診」への影響が予想されるポイントもお伝えする予定です。

ご質問のお時間も設けていますので、ぜひお悩み解決の場としてもご活用ください。

こんな人におすすめ
・これから「か強診」の取得を目指している方
・すでに「か強診」の取得を目指して動き出している方

開催概要
日時:2023年10月12日(木)
開演:20:00~21:00
場所:オンライン(Zoom)

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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役

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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第471号

【目次】
1.歯科衛生用品のサブスクを考える             
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ

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■1. 歯科衛生用品のサブスクを考える

皆さんの歯科医院は定期予防管理型の歯科医院が多いと思います。
つまりSPTやP重防などで毎月あるいは3ヶ月ごとに患者さんが来院されるわけです。

この患者さんに、お勧めの歯ブラシや歯磨剤、義歯の洗浄剤や保湿剤、安定剤やケア用品を買っていただいていますか?

「当院で扱っているのは、ドラッグストアで安く扱っているものばかりなので、
そこで買っていただいたほうが患者さんも安く買えていいいと思います」などと考えていませんか?

あるいは、売ってくれる歯科衛生士もいるが、ほとんどの歯科衛生士は忙しく、何も説明していないのではないでしょうか。

定期予防で来院される高齢の患者さんの中には、
歯周病や部分義歯を装着しているかたも多いと思います。
この年齢層の患者さんは特に、膨大な商品群から歯科衛生士がお勧めしたものを
店頭で選ぶことが難しいこともあります。

会社勤めの方達も、通勤帰りに薬局へ立ち寄り、指定された商品を探し、
選ぶことが意外と大変です。

このような患者さんの悩みにお応えできる、
利便性の高いサービス「サブスク」を工夫するときっと歓迎して頂けます。

■2.他産業でいえばどんなこと?

花の本数により料金プランが設定されているお花のサブスク、
デパ地下のスイーツ店ではマカロンのサブスク、
家具のサブスクなど多種多様な定額制サービスがあります。

必要な時に必要な製品やサービスを利用できるので、
初めてでも利用しやすい仕組みになっているところが多いです。
また無駄遣いを少なくできるメリットもあるようです。

プランによっては契約期間の縛りなどがあるので利用には注意が必要なこともあります。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

患者さんにセット販売を提案してあげましょう。

対策は、歯科衛生士がその患者さんへ「歯ブラシ処方箋」などを作成し、
記載しているお勧め商品をセットし、来院するたびに定期的に買っていただくことです。

例えば、「歯磨剤と歯ブラシ」です。
「ルシェロ」は毎月取り替える必要があります。
そのため、3ヶ月ごとに来院される患者さんなら、
口腔内の状態に応じて選んであげた3本セットにします。
歯磨剤も歯周病の効果があるものやフッ素濃度から1本選んでセットしてあげます。

これを患者さんに、
「○○様用の治療用歯ブラシセットを組めますよ、いかがですか?」と
提案してあげます。

歯ブラシ処方というソフトがついているので値引きする必要はないと考えられますが、
サブスクのような定期セット販売になるので、
5%引きにしてお得感がでると長続きすると考えられます。

またセットする歯科衛生用品は、歯科専用のタグが入っているものをセットしましょう。
一般の薬局で販売していないことが継続の理由になるからです。

そして、お勧めしたセットは次回以降のために必ず歯科衛生士カルテや
歯科衛生士業務記録簿に書いておきましょう。

■4.まとめ

この結果、歯科衛生用品の売り上げが劇的に伸びていきます。
ただし、歯科衛生士には患者さんが来院する前日にカルテを確認し、
患者さんごとにセットを用意する手間がかかります。

そのため、歯科衛生士にインセンティブとして10%~15%を還元してあげましょう。

セット販売は担当患者制を促すことにもつながり、
患者離反も歯科衛生士の離職防止にも繋がっていきます。

患者さんにとっても、歯科衛生士がお勧めする口腔ケアセットを継続に使っていくことで、
口腔内の状態が悪化するのを長期にわたって防止できます。

ぜひ、スタッフミーティングで話し合って、歯科衛生士だけでなく、
受付や助手さん達も一緒に患者さんへのお勧め方法を工夫しましょう。

以上