【コラム】
自民党総裁選の投開票が29日に予定されています。
今回は、1回目の投票で誰も過半数を得られず決選投票へ移行するのでは、
と見られています。
4名の候補者はそれぞれ政策に対する思いに違いがあり、
総裁選の行方が気になるところです。

そんな中、新型コロナウイルス感染者数は減少傾向です。
ワクチン接種率が進んだこともあり、
一旦落ち着きを見せているようにも思えます。
30日まで延長された緊急事態宣言やまん延防止等重点措置も
全面解除を視野に入れ、28日に正式決定するようで、
今後の動向が気になります。

私のクライアント医院の院長にも、
ワクチンを2回完了していたにもかかわらず、
ブースター感染した方がいらっしゃいます。
軽症で済んだそうですが、休診に追い込まれました。

解除されたとしても感染予防対策をしっかり続け、
第6波は避けたいものですね。

**********************

2021年度プログラム
■定評ある自費カウンセリングセミナー 
●スタッフ向け 受講料は22,000円(税込・昼食込)です。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため日程を変更しました
1.「歯科カウンセラー養成講座」第2回    11月21日(日)9:30~17:00

●ドクター向け 2日間 受講料は220,000円(税込・昼食込)です。
※緊急事態宣言延長に伴い、新型コロナウイルス感染拡大防止のため日程を変更しました
2.「ドクターのための究極の自費増大の話術教室」 2022年2月10日(木)11日(金祝)
・講師3名、受講生6名限定です。 
・心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。

【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

*****************************
では、メルマガを始めさせていただきます。
───────────────────────────────────

【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆-◆

【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

成功する!歯科医院のマーケティング対策 第425号

【目次】
1.分からないものカゴを作ろう
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
---------------------------------

■1.分からないものカゴを作ろう
中途採用のスタッフが入ると、必ず起きる問題が「モノがなくなる」です。
決して紛失しているわけではありません。
忘れた頃に、ひょっこり思いもしないところから出てくることが多いからです。

中途入社の歯科衛生士は器具をどこに収納すべきか分かりません。
歯科医院勤務が初めての歯科助手や
滅菌消毒を担当する中高年のクリーンスタッフなどは、
リーマーとファイルの区別や、番手の違い、用途の違いも分かりません。
似た器具が多いなかで、名称も分からないし、区別もつかないので、
「適当」に収納してしまいがちなのです。

いつもと違う場所に収納されてしまうと、
「隠された」のと同じ結果になります。
歯科医療器具は高価ですから、歯科医院はそれほど余裕をもって
器具を置いていません。
限りある器具ですから、モノが足りなくなるわけです。

■2.他産業でいえばどんなこと?
小・中学校でもモノがよく紛失します。
子ども達は、よく考えずに収納したり、
ふざけて適当に入れてしまったりしがちだからです。

そのため、学校の備品は、保管場所に名称と数量を記載しておく、
使用後はその都度、同じ場所に戻すなど、対策を取っています。
その上で定期的に整理整頓をして、管理しているのです。

■3.歯科医院ではどうすればよい?
まず、新しく入った中途採用のスタッフに、
「何が分からないのか」を理解してもらう必要があります。
特に素人の歯科助手が入った場合は、名称も何に使う器具かさえも
理解していません。

その結果、似たものを「ここが正しい場所」と信じて収納してしまうのです。
このようなミスを防止するため、「分からないものカゴ」を作って、
消毒室に設置しておきましょう。

滅菌消毒済みで、収納先が分からないもの、名称が分からないものは、
適当に収納させずに、そのカゴに入れてもらうのです。
カゴ自体は、器具がいくつか入るサイズであれば、
100均で売っているもので十分です。
新しく入ったスタッフには、器具の滅菌消毒が終わって、
キャビネットなどに収納するときに、
「名称や収納場所が分からない場合は、このカゴに入れよう」と伝えます。

そして、診療終了時にベテランスタッフが、その器具の名称、
似た器具との見分け方、何に使う器具なのかを教えて、収納場所を教えます。
できれば写メで撮影させましょう。

■4.まとめ
一度だけ説明しても完全に覚えることはまずないと考えて、何度でも何日でも、
根気強く繰り返し教えてあげましょう。
3週間ぐらい経過すると、間違いなく収納できるようになってきます。

やがて、分からないものカゴに器具が入っていることがなくなります。
そして、器具がない、という事態もなくなってくるのです。

新しいスタッフが器具を間違いなく収納できるようになったら、
また来年4月の学卒の入局に備えて「分からないものカゴ」を
保管しておきましょう。

そして次は、教えてもらったスタッフが、
新しいスタッフに教える係になりましょう。

          以上