【コラム】

9都道府県に対する緊急事態宣言の解除まで残すところ1週間となりました。
東京五輪開幕までに各国から遅れをとっているワクチン接種を進めようと、
政府は自衛隊による大規模接種センターを導入しました。
ですが思うように進まず、予約枠が大量に残る事態のようです。
対策として、対象を全国に拡大し予約受付が開始されました。
にもかかわらず、13日までの予約受付では6割以上が空いている状況です。
政府では、余った枠を埋めるための対象拡大の検討が急務です。
さらに、職場単位、学校単位の接種も始まりました。
若い世代への接種もようやく始まった状態です。

一方、13日に閉幕したG7サミットでは、マスクなしで近距離で話合う姿が
報道されていました。そして、各国首脳から東京五輪開催の支持をいただいた、と管首相が述べました。
日本では若い世代へのワクチン接種は進まず、宣言解除後も五輪開催まで生活への制限が続きそうです。
早く、「禁酒法」だけでも解除されないかと思う毎日です。

20日の経営塾は、緊急事態宣言下ですが、中止も延期もせず、
ハイブリッド形式で開催します。
リモート参加は1ヶ月間、振り返り受講が可能です。

医療法人スワン会の前理事長、鈴木純二先生による、M&Aの体験談と、私から事業承継の実際について、詳細にお話します。よろしくご参加ください。

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2021年度プログラム

■1.対面式・オンライン併用セミナー 
・「経営塾」    6月20日(日)13:00~17:00  11,000円(税込)
・今回は事業承継をメインテーマとして、
ゲストに、医療法人スワン会の元理事長 鈴木純二先生をお迎えします。
大規模医療法人の事業承継について体験談をお話しいただきます。
新型コロナウイルス感染予防のため、会場受講に加え、
オンライン受講を併用し開催します。
会場受講は定員30名です。
満席の場合はオンライン受講とさせていただきますことを
あらかじめご了承ください。

■2.定評ある自費カウンセリングセミナー 
●スタッフ向け 受講料は22,000円(税込・昼食込)です。
1.「歯科カウンセラー養成講座」第2回  9月26日(日)9:30~17:00

●ドクター向け 2日間、講師3名、受講生6名限定。9月22日(水)23日(祝)
・受講料は220,000円(税込・昼食込)です。
・心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。

■3.オンライン 歯科経営コンサルタント フォローアップセミナー全2回
●歯科医院事務長・税理士・歯科経営コンサルタント向け 
 受講料は19,800円(税込)です。
1.第1回 2021年6月23日(水) 15:00~18:00
2.第2回 2021年7月 1 日(水) 15:00~18:00

【お知らせ】

※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、
医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、
あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと
考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、
少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日 
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
 株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役

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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第418号

【目次】
1.コロナ禍対策として予防歯科を強化しよう
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ

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■1.コロナ禍対策として予防歯科を強化しよう
新型コロナウイルス感染症の拡大がとまらず、
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が出されています。
飲食店だけでなく集客施設まで休業を要請しており、
都内は午後8時でネオンやイルミネーションの消灯が要請されています。
感染力の強い変異ウイルスが広がるなかで、ワクチン接種が遅れています。
マスコミも感染力の強い変異型ウイルスに対する警戒感を煽っており、
再び新患が減少する可能性があります。
このなかで対策として考えられるのは、
今来院していただいている患者さんに定期的に来院していただくことです。
予防歯科の強化が有効な対策と考えられます。

■2.他産業でいえばどんなこと?
コロナ禍での来院を避け、健康診断を延期する人がいます。
予約を先送りする事の無いよう、従来の電話予約受付だけでなく、
ネットから予約が出来るシステムを導入する病院が増えています。
また、1年前に健康診断を受けた人に対し、
健康診断の時期だとお知らせメールを配信する病院もあります。
病気を予防するため、また未病を改善するために様々な工夫がされています。

■3.歯科医院ではどうすればよい?
痛みで来院される患者さんには、治療が終わる前に口腔ケアの重要性を
お伝えしましょう。
新型コロナウイルスの感染を怖れ来院を控える患者さんには、
お知らせハガキを送るなどで定期検診をおすすめしましょう。
口腔ケアでウイルス感染の予防効果と重症化防止効果が期待できます。
また、う蝕や歯周病などの歯科疾患を早期に発見し、
悪化を防ぐことができます。
患者さんへの伝え方に工夫をしましょう。

■4.まとめ
予防を強化することで、アフターコロナに備えることができるだけでなく、
売上も利益も増加し、手持ち患者が増え、次第に経営を安定化させることが
できます。
よいことづくめで、コロナ禍の影響を最小限にして経営を安定化させる
ためには、予防歯科の強化が最重要な方向性といえるでしょう。
しかし、歯科衛生士の採用、患者担当制の導入、
アポイントコンピューターの導入とチェアサイドでの予約取り、
かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の施設基準取得などの対策が必要です。
計画をたてて着実に進めましょう。

以上