【コラム】

9都道府県に対する緊急事態宣言が6月20日まで延長されました。
政府は東京五輪の開幕を控え、更なる延長を回避したいようです。
変異株がベトナムでも見つかり一層危機感が高まりました。
各国と比べてもワクチン接種に遅れをとっており、マスクなしの生活は
まだ時間がかかりそうです。

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2021年度プログラム
■1.対面式・オンライン併用セミナー 
・「経営塾」    6月20日(日)13:00~17:00  11,000円(税込)
・今回は事業承継をメインテーマとして、
ゲストに、医療法人スワン会の元理事長 鈴木純二先生をお迎えします。
大規模医療法人の事業承継について体験談をお話しいただきます。
新型コロナウイルス感染予防のため、会場受講に加え、オンライン受講を併用し開催します。
会場受講は定員30名です。満席の場合はオンライン受講とさせていただきますことをあらかじめご了承ください。

■2.定評ある自費カウンセリングセミナー 
●スタッフ向け 受講料は22,000円(税込・昼食込)です。
1.「歯科カウンセラー養成講座」第2回     9月26日(日)9:30~17:00

●ドクター向け 2日間、講師3名、受講生6名限定。 9月22日(水)23日(祝)
・受講料は220,000円(税込・昼食込)です。
・心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。

■3.オンライン 歯科経営コンサルタント フォローアップセミナー全2回
●歯科医院事務長・税理士・歯科経営コンサルタント向け 受講料は19,800円(税込)です。
1.第1回 2021年6月23日(水) 15:00~18:00
2.第2回 2021年7月 1 日(水) 15:00~18:00

【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/

                           
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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日 
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第418号

【目次】

1.コロナ禍の「歯と口の健康週間」イベントを考える
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
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■1.コロナ禍の「歯と口の健康週間」イベントを考える

感染力の強い変異型ウイルスの広がりで、緊急事態宣言やまん延防止措置が多くの地域で
発令されています。その中で今年も6月4日から「歯と口の健康週間」を迎えます。

例年と異なり、感染リスクを考慮しながらのイベントを工夫する必要があります。
最小限のスタッフ・歯科医師の負担で、最大限、患者さんに歯の予防について
感心を持っていただける内容を工夫する必要があります。

■2.他産業でいえばどんなこと?

コロナ禍で外出機会が減り、動物園やテーマパークも人数制限をし、3密を避けるためのさまざまな工夫をしています。

東京ディズニーリゾートでは通常8万人の来園者の所、5,000人と大幅に制限しています。
動物園では来園を見送る方に向けて、オンラインでバーチャルツアーなど工夫されているところもあります。

小学校や幼稚園では運動会の季節ですが、無観客とし動画を配信する所もあるようです。

感染力の強い変異株の猛威が振るう中、3密を避けソーシャルディスタンスを確保し不自由な中でも楽しめる工夫がなされています。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

感染を怖れ、歯科医院での検診を控える患者さんもいます。
痛みがある場合は我慢できず来院しますが、定期検診や予防での来院を迷われる患者さんにはどう接すれば良いでしょうか。

予防の強化は患者さんにもメリットがあります。
口腔ケアでウイルス感染の予防効果と重症化防止効果が期待できます。
定期検診や予防で歯科医院を来院しなければ、歯垢や舌苔が付着し、新型コロナウイルス感染の可能性も高くなります。

歯科医療は他の疾患と異なり、放置して様子見している間に自然に治ることはなく、次第に口腔内の疾患が悪化していきます。
予防に来院することで疾患を早期に発見できたり、進行を遅らせることができます。

コロナ禍の「歯と口の健康週間」イベント開催には4つの工夫が必要です。

1.3密の回避
感染リスクを抑えるために、待合室に患者さんや子ども達が集まりすぎて「3密」にならないように配慮する必要があります。
予約制にする、家族連れは車でお待ちいただく、入り口と出口を別々にするなど。

2.感染予防
参加される患者さんの体温確認や手洗い、マスク着用の義務付けなどが必要です。
スタッフにもマスクとグローブ着用を徹底します。これは患者さんに安心感を与えます。

3.感染防止用品の準備
感染予防のため、日頃の感染対策に加え、患者さん用のマスクやグローブ、
消毒用アルコール増設、必要箇所へのビニールカーテン設置など準備しておく必要があります。

4.来場者の健康状態チェック
参加者の検温など、健康状態のチェックや簡単な問診を行います。

■4.まとめ

コロナ禍の「歯と口の健康週間」イベントのアイデアとは。
「巣ごもり生活のなかで自宅でお一人や親子で楽しんでいただける企画」を工夫しましょう。

1.患者さんへの歯科衛生用品の割引券プレゼント
6月いっぱい「歯と口の健康月間」にして、来院された患者さんに歯科衛生用品の割引券と
試供品の引換券をお渡しします。

2.自宅で塗り絵制作
小児患者に歯にちなんだ塗り絵を渡して、自宅で塗ってきていただきます。
これを展示して、院長賞、歯科衛生士賞、受付賞などをつけて、来院されたときに、小児向け歯科衛生用品と賞状をお渡しします。

3.「おとうさん、おかあさんの笑顔」WEB絵画展
小児患者に「おとうさんとおかあさんの笑顔の絵」を描いてもらい、写メを撮って画像で提出していただきます。それを集めてホームページ上で絵画展を開催します。
プリントアウトして待合室に展示します。来院されたときに小児向け歯科衛生用品と賞状をお渡しします。

4.「こども写真コンテスト」(対象:小学生)
携帯やスマホで撮影した写真をデータで医院に送っていただき、ホームページ上で展示会を開催します。プリントして院内に掲示したり、待合室のパワーポイントに映写したりします。親御さんにも子どもさんにも喜んでいただけるでしょう。
子ども歯ブラシや歯磨剤をプレゼントします。

この機会に、中断されている患者さん電話をかけて来院をお勧めしましょう。
口腔ケアのウイルス感染症予防効果と重症化防止効果を患者さんにしっかり
お伝えしましょう。

以上