【コラム】

お彼岸が過ぎて、一気に秋らしくなりました。

台風も次々にやってきます。
能登では、先週の洪水で大きな被害がでています。
防災について、あらためて考えさせられました。

ところで、「ドクターのための究極の自費増大の話術教室」が近づいてきました。

10月13日(日)、14日(祝月)に開催します。

メイン講師の三浦敏美先生が、ご健康上の理由で来年からのご登壇ができないということで、最終回になります。

税込27.5万円ですが、すぐに回収できます。
コンスタントに毎月自費100万円以上というドクターが多数でている自費増大対策の決定版です。
受講生6名で、あと数席です。

二日間にわたって、産業心理学をベースに、徹底的に自費説明の話術を練習します。
セミナーの翌日に、ジルコニアブリッジを獲得したという電話や、
念願だった1ヶ月100万越えをしたという感謝のご連絡を、沢山いただいています。

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●自費増大対策セミナーのご案内です。

【2024年度自費セミナー】

1.「ドクターのための究極の自費話術教室」
10月13日(日)、14(祝月)2日間
受講料:275,000円(税込・昼食込)
会 場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
定 員:6名
https://md-management.jp/conversation/

2.「M&D歯科カウンセラー養成講座」
第3回10月27日(日)9:30~17:00
受講料:27,500円(税込・昼食込)
会 場:飯田橋レインボービル
定 員:20名
https://md-management.jp/counselor/

できるだけ、歯科医師と歯科カウンセラーのペアでご参加いただくことをお勧めします。
それは、
歯科医師が1人で説明すると、どうしても押しつけと受け止められやすくなるからです。
適当なところで歯科カウンセラーに説明を振ることで、自費治療を選択する患者が増えてくるからです。
そのための説明の仕方、タイミングなども体得していただけるセミナーです。

※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/

※歯科経営改善ゼミナール
https://md-management.jp/improve/

【2024年度 WEBセミナー】 各回16:00~17:30    
                   
10月17日(木) 第6回「これがポイント!スタッフが納得する賃金制度の設計」

受講料:各回6,600円(税込)
受講方法:オンタイムまたは録画視聴からお選びいただけます。
https://md-management.jp/improve/

       
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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社M&D医業経営研究所 代表取締役

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成功する!歯科医院のマーケティング対策 

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「セルフレジとクレジットカードを考える」

【目次】

1.はじめに
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
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■1.はじめに

最近はセルフレジを導入する歯科医院が増えてきました。
いわゆるセミセルフレジというもので、テラオカやアルメックスがトップメーカーです。
色々な医療機関でも普及してきました。

内科医院や耳鼻科、眼科でもみかけるようです。
歯科医院でも普及してきました。

そのなかで、現金のみとしている歯科医院や、プリペイドカードまで対象にしている歯科院がみうけられます。

今回は、セルフレジについて考えてみましょう。

■2.他産業でいえばどんなこと?

セブンイレブンやローソンなどのコンビニでも設置されています。
セブンイレブンはセミセルフレジ(店員さんがスキャンしてお客さんは支払うだけ)、
ローソンはセルフレジ(お客さんが自分でスキャンして支払う)など、
お店によって特徴があります。
大型スーパーではセミセルフレジでの運用が多いようです。

コンビニやスーパーでは、現金、クレジットカード、そしてプリペイドカードに対応しているお店が多いようです。

そのなかで、「まいばすけっと」では、現金と交通系カード、イオン系のカードだけに限定しています。
「オーケー」も、現金とクレジットカード、交通系カードに限定しています。
このように支払方法はさまざまです。

お客さんは、PayPayが普及しているので、使えると便利なようですが、
バーコードを出して、読み込ませるというひと手間がかかるので、レジの待ち時間が長くなっているようです。

では、歯科医院ではどうすればよいのでしょうか。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

歯科医院では、多くの医院でセミセルフレジの運用をしています。
受付が領収証のバーコードをスキャンして、患者さんに画面を提示し、支払っていただくわけです。

ところで、セルフレジを導入する目的は、「会計待ちの短縮と受付の人員効率の向上」です。
このとき、1.現金だけにする、2.現金とクレジットカードにする、3.現金とクレジットカード、プリペイドカードも使えるようにする、という3つの対応があります。
では、どの方法が目的に沿っているでしょうか。

1.現金だけの場合:
すべての患者さんが、お札と小銭を用意してセルフレジに入金することになります。
保険の窓口負担で数千円と端数なら、簡単に終わります。
しかし、自費治療でインプラントや矯正などの場合は、高額の診療費分の1万円札を1枚ずつセルフレジに入れなければなりません。
雨でぬれたり、シワになったりしていると入りにくくなって時間がかかります。
しかも多くの機種で5千円札が使えません。
新札への対応も遅れており、対応できない機種も残っています。
対応できない場合、受付に言って両替をしてもらう間に行列ができてしまいます。

2.現金とクレジットカードが使える場合:
今ではどの患者さんも1枚はクレジットカードを持っていると思います。
JCB、VISA、MASTERなどは多くの利用者があります。
自費治療でインプラントや矯正などの場合でもカード払いを選択していただければ、受付の関与なく支払いが終わります。

3.現金とクレジットカード、プリペイドカードが使える場合:
これには問題点があります。プリペイドカードは種類が多く、交通系、楽天Edy、WAON、スマホのPayPayなど様々です。
このため、患者さんがセルフレジの前で支払方法の選択に迷ってしまうのです。
受付に問い合わせて受付を煩わせ、支払い完了まで時間がかかります。すると行列ができてしまいます。

セルフレジ導入の目的は、「会計待ちの短縮と受付の人員効率の向上」です。
この視点にたてば2.の現金とカード払いが最適であることがご理解いただけると思います。

■4.まとめ

現金とカード払いが選択できるとして、
1.保険診療も自費も全部カード払いとするか、2.自費だけカード払いにするか、という選択があります。どちらがよいでしょうか。

実は、セルフレジを入れた場合、保険でもカードが使えるようにしないと、せっかくの時間効率化効果が半減します。
保険診療でカード払いをしようとする患者さんがいるたびに受付からお声がけする必要があり、気まずくなるほか、現金を用意して入金するための時間がかかったり、そもそも現金の持ち合わせがなかったりすることもあるのです。

つまり、保険も自費もすべてカード払いを選択できるようにしておかなければ、セルフレジの効率化効果が最大化できないのです。          

以上

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【発行者】医業経営コンサルタント 木村 泰久