成功する!歯科医院のマーケティング対策442号
【コラム】
ネットニュースのトップページから「新型コロナウイルス感染症」の文字が消え、
日本もコロナ前の生活に戻りつつあります。
外国人観光客の受入れも再開しました。
マスク着用・手指消毒など一定のルールは引き続きありますが、
ようやく活気が戻ってきます。
東京都は都民割の予約が開始され、予約がすぐに埋まるなど人気のようで、
旅行業界復興の兆しが見えてきました。
ウクライナ情勢で史上最高値になったパラジウムは、中国のゼロコロナ政策
による需要減などで、今年の最安値になるなど乱高下しています。
円安が進み135円になり、輸入品価格を中心に値上げが続き、
4月の診療報酬改定の恩恵などとっくにすっ飛んでしまいました。
円安による悪いインフレが生活者を圧迫しつつあり、
歯科医療の需要にも影響がでてくる可能性があります。
そんななかで、
今週末19日(日)に「M&D経営塾」を開催します。
コロナ禍ではオンライン併用にしていたセミナーを2年ぶりに対面式と
録画配信の併用で開催します。
今回の経営塾は、
インタビューと取材画像で「幸せな歯科医院経営」の事例紹介と、
北海道帯広市の秀和会つがやす歯科医院に勤務する管理栄養士から、
「歯科の管理栄養士の取組みについて」と、
同じく、製薬会社と保湿剤を開発している歯科衛生士から、
「保湿剤を活用した口腔ケアについて」
の発表をご紹介します。
歯科医院における多職種の活躍事例として、
ご参考にしていただけると思います。
詳しくは弊社ホームページをご参照ください。
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【2022年度プログラム 対面式セミナー】 会場:飯田橋レインボービル
6月19日(日)13:00~17:00
「M&D経営塾 ~幸せな歯科医院経営を考える」
新春セミナーでは、成功するためには規模をめざすのではなく、
「幸せな歯科医院経営」をゴールにする必要がある、とお話しました。
今回の「M&D経営塾」は、インタビューと取材画像で、
どんな医院で、どんな考え方で、どんな工夫をしているのか、
「幸せそうな歯科医院」の事例をご紹介します。
また、
幸せな歯科医院経営には優秀なスタッフの確保と活用が不可欠です。
最近は管理栄養士を採用する医院が増えていますが、
受付助手だけを担当させているようです。
そこで、
北海道の秀和会つがやす歯科医院での管理栄養士活用の先進事例と、
製薬会社と連携して研究開発にとりくむ歯科衛生士の事例をご紹介します。
セミナーは当日の様子を収めた録画配信でもご受講いただけます。
ぜひ、ご期待ください。
尚、終了後は近傍にて懇親会を予定しています。(会費5,000円程度)
◆会 場:飯田橋レインボービル JR、地下鉄飯田橋駅下車 徒歩5分
◆受講形式:会場または録画配信
◆受 講 料:@11,000円(税込)
【2022年度プログラム WEBセミナー】各回16:00~17:30
6月23日(木) 「採算性を高める!予防歯科の導入対策」
7月14日(木) 「困ったトラブル患者対策の進め方」
8月18日(木) 「歯科医院のための人事制度の構築」
9月22日(木) 「医院を守る、就業規則の策定」
10月13日(木) 「スタッフを育成する人事評価制度の導入」
11月17日(木) 「モチベーションを高める給料賞与の払い方」
12月15日(木) 「何とかしたい! 問題職員対策の進め方」
受講料:各回5,500円(税込)
受講方法:オンタイムまたは録画視聴からお選びいただけます
【2022年度自費セミナー】
1.歯科カウンセラー養成講座 10月30日(日)9:30~17:00
受講料:22,000円(税込・昼食込)
会 場:飯田橋レインボービル
定員20名
2.ドクターのための究極の自費増大の話術教室
第2回 2022年9月18日(日)19日(月祝) ※満席のため受付終了
受講料:220,000円(税込・昼食・懇親会込)
会 場:(予定)アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
講師3名に対し受講生定員6名という贅沢なセミナーです。
心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。
【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第442号
【目次】
1.WEBマーケティングとSNSの進め方
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
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■1.WEBマーケティングとSNSの進め方
ホームページのアクセス解析をすると、60%程度が医院名で検索しています。
これは、友達や家族から「あの歯科医院がいいよ」と紹介されて、
どんな医院かを詳しく知りたくて、医院名で検索する患者が多いためです。
急患で歯科医院を探す患者も、
いきなり「○○駅 歯科医院」などのキーワードで医院を検索したりしません。
まず、信頼性が高そうなポータルサイトを2つぐらい調べ、
掲載されている歯科医院を比べて
「距離が近い」「夜遅くまで開いている」などの情報を得て、
リンクから医院のホームページに飛んでくるのです。
つまり、
「いきなりキーワード検索で歯科医院を探して来院する初診患者は多くない」のです。
これを理解したうえで、WEB広告の投資効果を考える必要があります。
■2.他産業でいえばどんなこと?
「ぐるなび」でレストラン検索をすると、
ぐるなびの定型ホームページがでてくるお店が大部分です。
定型のホームページは、お店の特徴の説明、お勧めメニューと価格、
地図とクーポンの4ページを基本に、構成されています。
ところが、それが出てこないお店があります。
恐らく、掲載費を節約しようとしているのでしょう。
でもお店選びをするとき、このように情報が出てこない店は候補から外しませんか?
それは不安感を抱くからです。
つまり、掲載費を節約しようとして、かえってお客様を減らしてしまうのです。
これを「マイナスの広告」といいます。
お客様をかえって遠ざける広告効果がでてしまうからです。
■3.歯科医院ではどうすればよい?
具体的な人数で考えましょう。
月間の初診患者数を30人とします。
1.初診患者数30人の80%、24人の患者さんがホームページを見て来院されます。
ホームページを見ない6人は、紹介の患者さんや看板を見たご近所の方です。
2.ホームページを見て来院された患者さんの60%、14人が医院名でホームページを検索しています。
「紹介されて」「看板を見て」などいろいろな理由で、どんな歯科医院か調べてくるのです。
分かりやすく医院の特徴が表現され、
患者さんのニーズに応えられる医療サービスを提供でき、
他の医院より「頼れる、やさしい、痛くしない歯科医院」であることが伝わるホームページであることが重要です。
3.残り40%の10人は自分で歯科医院を探して来院する患者です。
この半数の5人がポータルサイトから、医院のホームページに飛んできます。
このため、ポータルサイトで上位表示されることが重要です。
4.残りの5人が、「駅名+歯科医院」などの検索で入ってくる急患です。
「とにかく自宅や勤務先に近くて、良さそうな歯科医院ならどこでもよい」という患者さんです。
WEBサイトの掲載内容だけでなく、閲覧してくれる患者さんのために、
サイトを通じた情報発信を工夫することが大切です。
■4.まとめ
WEB広告に月額20万円かけるということは、
この5人の「急患のために20万円支払う」ということです。
1人4万円です!
そして、飛び込み急患は完全に赤字診療です。
もともと口腔内に対する意識が低いから保険診療を選びます。
しかも中断したり無断キャンセルをされたりする可能性が高い方達です。
急患を集めるために月額20万円、年間240万円ものWEB広告費を支払うなら、
安易にSEO対策をするのではなく、他にやれることを考えましょう。
私は、メインのサイトを
レスポンシブウエブサイトにリニューアルすることをお勧めします。
弊社は通常価格55万円という良心的な価格で、
WEBデザイナー、コーダーなど、3人がかりで
20ページものWEBサイトを誠実に制作しています。
WEBマーケティングは、看板とともに最重要のマーケティングツールです。
詳しい効果的な作り方とSEO対策、SNSの活用方法はDVD講座でご受講いただけます。
弊社ホームページ、「お問い合わせフォーム」から、
「WEBマーケティングとSNSの進め方2022」希望と明記の上、お問い合わせください。
以上