成功する!歯科医院のマーケティング対策 440号
【コラム】
ウクライナの戦争は続いていますが、
日本ではGWが終わって日常が戻ってきました。
2年ぶりに制限のないGWは各地で賑わいをみせ、
コロナ禍で閑散としていた観光地にも活気が戻っていました。
海外からの渡航者の制限も緩和されるそうです。
感染者数は増加傾向にはありますが、
社会経済活動を維持するためにも今後の政府の動向が気になるところです。
歯科医院にも患者さんが戻ってきているようです。
1年ぶり、2年ぶりの患者さんは、口腔内が悪化しているでしょう。
でも、叱らないでください。
来院していただいたことは、本人にとってすごい決断が必要なことです。
新規開業の医院もできているなかで、当院を選んだことに感謝し、
気持ちよくお迎えし、やさしく治療を行ったうえで、
定期予防管理をお勧めしまょう。
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【2022年度プログラム 対面式セミナー】 会場:飯田橋レインボービル
6月19日(日)13:00~17:00
「M&D経営塾 ~幸せな歯科医院経営を考える」
新春セミナーでは、成功するためには規模をめざすのではなく、
「幸せな歯科医院経営」をゴールにする必要がある、とお話しました。
今回の「M&D経営塾」は、インタビューと取材画像で、
どんな医院で、どんな考え方で、どんな工夫をしているのか、
「幸せそうな歯科医院」の事例をご紹介します。
また、
幸せな歯科医院経営には優秀なスタッフの確保と活用が不可欠です。
最近は管理栄養士を採用する医院が増えていますが、
受付助手だけを担当させているようです。
そこで、
北海道の秀和会つがやす歯科医院での管理栄養士活用の先進事例と、
製薬会社と連携して研究開発にとりくむ歯科衛生士の事例をご紹介します。
セミナーは当日の様子を収めた録画配信でもご受講いただけます。
ぜひ、ご期待ください。
◆会 場:飯田橋レインボービル JR、地下鉄飯田橋駅下車 徒歩5分
◆受講形式:会場(定員30名)または録画配信
◆受 講 料:@11,000円(税込)
【2022年度プログラム WEBセミナー】各回16:00~17:30
5月19日(木) 「WEBマーケティングとSNSの進め方」
6月23日(木) 「採算性を高める!予防歯科の導入対策」
7月14日(木) 「困ったトラブル患者対策の進め方」
8月18日(木) 「歯科医院のための人事制度の構築」
9月22日(木) 「医院を守る、就業規則の策定」
10月13日(木) 「スタッフを育成する人事評価制度の導入」
11月17日(木) 「モチベーションを高める給料賞与の払い方」
12月15日(木) 「何とかしたい! 問題職員対策の進め方」
受講料:各回5,500円(税込)
受講方法:オンタイムまたは録画視聴からお選びいただけます
【2022年度自費セミナー】
1.歯科カウンセラー養成講座 第1回 5月29日(日)9:30~17:00 ※満席
第2回10月30日(日)9:30~17:00
受講料:22,000円(税込・昼食込)
会 場:飯田橋レインボービル
定員20名
2.ドクターのための究極の自費増大の話術教室
第2回 2022年9月18日(日)19日(月祝)
受講料:220,000円(税込・昼食・懇親会込)
会 場:(予定)アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
講師3名に対し受講生定員6名という贅沢なセミナーです。
心理学をベースにした徹底的なロールプレイで話術を持ち帰れます。
【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第440号
【目次】
1.拡大新人歓迎会を開催しよう
2.他産業でいえばどんなこと?
3.歯科医院ではどうすればよい?
4.まとめ
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■1.拡大新人歓迎会を開催しよう
多くの歯科医院で、新人をお迎えしたことと思います。
学卒の歯科衛生士や受付、歯科助手の皆さんは、初めて社会に出るので、
不安や期待を抱いているでしょう。
せっかく入職した新人が1年も経たずに辞めてしまったというケースも多いと思います。
人事には「3日、3月、3年」という退職しやすい時期を表す言葉があります。
「入社3日目」は、期待と不安が入り交じった不安定な心理状況です。
想像していた仕事と現実の違いや、怖そうな院長や先輩との人間関係など、
社会の「現実」に直面し、「医院の選択を間違えた」という短絡的な感情で
退職を考えてしまう人が多い時期なのです。
新人歓迎会があると、アルコールも入り、人間的なコミュニケーションを通じて、
怖そうな院長が、実はやさしい性格のおじさんだった、
あるいは怖そうに見えた先輩は、
面倒見がよく話を丁寧に聞いてくれる人だった、などの発見ができるのです。
「入社3月目」は、1年目の7月から8月頃です。
研修期間が終わり、実際の業務がスタートする時期です。
初めて業務を担当するのでプレッシャーを感じ、ミスも起きがちです。
先輩や院長から失敗を正されて、「叱られた」と落ち込んで退職を考えたり、
他の医院に就職した友人と情報を交換するなかで、
「医院の選択を間違えたが、まだやり直せる」と考えてしまう時期になります。
最後の「入社3年目」は、一人前となって仕事ができるようになる時期です。
先輩達の姿をみて、その医院での自分の将来もある程度予想できるので、
このままでは自分が活かせないと不満と不安を感じて、
「もう歯科衛生士としてどこの医院でも勤まるはず」と転職を考えがちなのです。
退職していく方達の理由は想像するしかありませんが
「3日、3月、3年」にあてはまるケースが多いと考えられます。
そしてそれは、
「その医院に退職を思いとどまるだけの魅力がなかった」ということです。
給料や通勤時間など労働条件や環境面での不満もあるでしょう。
しかし、人間的なコミュニケーションが形成できていないため、
「院長や先輩から叱られて怖い」
「ここには親身に相談できる人がいない」
などと思っているケースも多いのです。
■2.他産業でいえばどんなこと?
企業では、いまだに4人以上の会食を禁止しているところもありますが、
多くの企業で、入社式や新人歓迎会を行ったようです。
リモートワークを週4日という企業では、
「リモート飲み会」にしたところもあるようです。
工夫を凝らしている企業も多いのです。
■3.歯科医院ではどうすればよい?
新人歓迎会は、
「医院として新しく入職した歯科医師やスタッフを温かく迎える」
というイベントです。
一緒に楽しくお酒を飲み、おいしい料理を食べることで、
仕事時間では形成できない人間的なコミュニケーションが
とれるようにすることが目的です。
ところが、長引くコロナ禍で、新人から3年目を迎えるスタッフまでが
「仕事だけのつきあい」になっている可能性があるのです。
コロナ禍が落ち着いている今のうちに、
2年目、3年目までに拡大した「拡大新人歓迎会」を開催しましょう。
まだまだコロナの感染対策で気を緩めるわけにはいきませんが、
ワクチン3回接種も終えていると思います。
感染対策をきちんとしているレストランや飲食店で、
少人数のテーブルに分かれて会食するのであれば問題ないでしょう。
■4.まとめ
コロナ禍によって、1年目、2年目、3年目までが、
仕事以外のお付き合いができていないという異常な状況にあります。
この状態しか知らないスタッフ達はこれが通常だと思っているでしょう。
「院内は、仕事のお付き合いだけ」、と思っているかも知れません。
歯科医院は10人ほどの人が集まる小さな社会です。
気の合う人、やさしい人、頼れる人、色々な先輩達がいるはずです。
お互いにわかり合える環境を作るために、
ぜひ、「拡大新人歓迎会」を開催していただきたいと思います。
以上