【コラム】

東京のコロナウイルス感染者数が増加するなかで、4連休を迎えました。

Go Toキャンペーンで多くの観光地がにぎわったようです。
東京が除外されましたが、観光地や旅行会社は一息つけたのではないかと思います。

歯科医院の患者数も徐々に戻りつつあります。
弊社のクライアント医院でも6月は前年比10%程度まで回復しました。

あと一息です。
二次感染による感染者数の拡大によって、再び非常事態宣言が出されるような事態になっても、感染予防と重症化予防効果がある、口腔ケアの重要性は伝え続ける必要があります。

歯科界を上げて、正しい情報を社会に発信していく必要があると思います。

■■■ 歯科経営改善ゼミナール ホワイトクロス・LIVEセミナーのご案内 ■■■

新型コロナウイルス感染予防のために、7月末までのセミナーはすべて中止しました。

このため、今年度はプログラムを組み替え、
ホワイトクロスからLIVEセミナーとして開催いたします。

●ロールプレイやグループワークが必要な自費話術セミナーと、歯科カウンセラー養成講座は、
年度計画どおり開催します。合わせてご参加いただきたいと思います。

●受講ご希望の方は、ホワイトクロスの専用サイトからお申込みください。
https://www.whitecross.co.jp/events/view/1239

■■2020年度「歯科経営改善ゼミナール」WHITECROSS LIVEセミナー版 プログラム■■

第1回 7月14日(火):「差別化戦略とマーケティング対策の進め方」 
・差別化戦略はライバル医院を特定し、その医院とどう差別化するかを具体的に
考えていくところから始まります。具体的な対策をご紹介しました。
1か月間振り返り視聴が可能です。

第2回 8月4日(火):「患者から選ばれるホームページと情報発信対策の進め方」
・ホームページは比較されることが前提の広告媒体です。
最近は、レスポンシブウエブデザインが主流になり大きく環境が変りました。
さらに、院内掲示の進め方やSNSなどを通じた情報発信の事例と進め方を解説します。

第3回 9月1日(火):「自費増大対策と、か強診のための在宅歯科の導入対策」
・自費を増やすための具体策を解説します。
また、か強診の取得をめざすための在宅歯科の導入対策を解説します。

第4回 10月6日(火):「経営効率を高める!歯科医院の経営管理の進め方」
・経営管理が苦手な先生が多いのが実情です。
財務諸表の読み方、キャッシュフロー経営の考え方と実際、在庫管理の適正化、
月次管理の項目と目安などを解説します。

第5回 11月3日(火):「歯科衛生士の職務範囲と予防歯科の進め方」
・歯科衛生士の職務範囲はどこまでなのか、日本歯科医学界や厚生局などの資料をもとに解説します。
今後の歯科医院経営の主流となる予防歯科について、採算性、導入方法などを解説します。

●受講ご希望の方は、ホワイトクロスの専用サイトからお申込みください。
https://www.whitecross.co.jp/events/view/1239

■■2020年度 「歯科経営改善ゼミナール」プログラム■■
                   
●7月末までは中止しました。9月以降のセミナーは、現在のところZOOMと、
対面式のセミナーを取り混ぜて実施する予定です。
受講料が異なりますのでご注意ください。

ZOOMの場合は会場費が不要のため、安価に設定しています。
また、1ヶ月以内でれば、お好きな時間での録画による視聴も可能です。

※ZOOMセミナー 受講料  5,000円+税
(オンタイムと録画の視聴とも同額です)
※対面式セミナー  受講料 10,000円+税

■9月13日 By ZOOM 「スタッフが活性化する賃金規定の作り方」
・午前10時~12時まで、ZOOMにて開催します。
・受講料:5000円+税 オンタイム、録画とも同額です。
・職能資格制度、役割資格制度など、歯科医院の実態に即した賃金規定の作り方を解説します。

■10月25日 「歯科カウンセラー養成講座」2020年第二回
グループワークとロールプレイがあるため、対面式で開催します。
広い部屋で、充分な間隔をとって開催します。
【会場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11 
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/

■11月22日、23日 究極の自費話術教室セミナー 2020年第二回 
会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
グループワークとロールプレイがあるため、対面式で開催します。
広い部屋で、充分な間隔をとって開催します。

■11月29日 「スタッフが活性化する人事評価の導入対策」
・冬期賞与のための人事評価の導入対策です。
ケーススタディを中心に、歯科衛生士、受付助手の人事評価表を差し上げます。
グループワークとロールプレイがあるため、対面式で開催します。
広い部屋で、充分な間隔をとって開催します。
【会場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11 
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/

■12月20日 By ZOOM 「スピードスタートのための開業対策」
(注)午前10時~12時まで、ZOOMにて開催します。
・受講料:5000円+税 オンタイム、録画とも同額です。

・2021年に開業をめざしている歯科医師のために、成功する開業準備と、
スピーディに立ち上げるための対策を解説します。

【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/

【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/

                           
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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日 
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第404号

「小児と高齢患者を呼び戻そう」

■1.はじめに

新型コロナウイルス感染症の流行によって、
歯科医院で減少した患者の年齢別構成比を調べると、
0~9歳が16.4%、
60歳以上が53.2%
を占めていました。

これは、10歳未満の幼児は感染リスクが低いと言われていたのに、感染し重症化した子供がでて親御さんが心配した、高齢者が重症化しやすいことが繰返し報道され、タレントの志村けんさんや、岡江久美子さんが無くなったことも影響していると考えられます。

この結果、新型コロナウイルスの感染を怖れて、3月から、4月、5月、6月と歯科医院に来院されなかった、小児や60歳以上の高齢患者さんが多かったのだと考えられます。

他の診療科ではどうだったでしょうか。

■2.他産業でいえばどんなこと?

コロナによって、最も大きな影響を受けたのは、非常事態宣言で休業を要請された飲食業でしょう。

当初、パチンコ店が休業要請を受けても営業を続けて社会的な悪人扱いになっていましたが、結局のところ、クラスターも1人の感染者もでていません。

これは、強力な換気装置と空気清浄機が備え付けられているほか、パチンコ店に行くお客さんは、だれとも話さずに黙々と打ち続けるからでしょうね。

さて、医療機関では、眼科と耳鼻科の減少が大きかったようです。
やはり、不要不急のイメージが強かったのかもしれません。

歯科医院でも自主的に休業した医院がありました。
また、当初マスコミが歯科医院は危険だというような報道を重ねた結果、
大きな患者数減少になりました。

弊社の調査によれば、4月が最も大きく40%~50%程度、5月が30%~40%程度、6月になって10%~20%程度の減少になっていたようです。

では、歯科医院はこれからどうすればよいのでしょうか。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

患者さんに、1日も早く来院するように呼び掛ける必要があります。
それは、医院のためではありません。
患者さんの健康を維持増進するためです。

特に、小児と高齢者に来院を呼び掛ける必要があります。

考えてみましょう。
4月から3ヶ月も歯科医院を受診していない患者さんは、カリエスは悪化し、歯周病も進行しているでしょう。
歯石や歯垢もびっしり、という状態が想像されます。

このため、できるだけ早く来院して口腔ケアを受けるように案内する必要があります。
とは言っても、コロナ感染が怖くて来院されない患者さんたちです。

このため、次のような情報を工夫して発信する必要があります。

1.歯科医院で患者さんの感染者は出ていない:
これまで歯科医院で患者さんが感染した例は1件もありません。

2.歯科医院はコンビニやスーパーよりも安全:
歯科医院ではきちんと感染予防をしています。
院内は定期的に換気し、空気清浄機を稼働させています。
しかも予約制なので待合室も三密ではありません。
コンビニやスーパーよりもずっと感染リスクが低いと考えられます。

3.感染した患者さんはまず歯科医院に来院しない:
歯科医院はもともと具合の悪い患者さんが来院する医療機関であはありません。
簡単な計算でその確率を求めてみましょう。

日本人の3分の1が歯科医院に通院していると言われていますが、コロナウイルスの患者数は2万人です。
10倍の20万人いるとしても、歯科医院に通院している人は6万人です。
ところが歯科医院は毎日通院するわけではなく、月に2回です。
つまり4000人ということになります。

そして、症状がでない20代~30代の患者さんは約20%しかいません。
つまり800人です。

歯科医院は68,500件あります。来院確率は1.2%。
つまり、98.8%の歯科医院に無症状の感染者は来院しないのです。

4.口腔ケアでコロナウイルス感染の予防効果がある
コロナウイルスは、舌の細菌が生産した酵素と結合することが知られています。

つまり、歯科医院に3~4ヶ月以上も通院していない場合、かえってコロナウイルスの感染リスクが高くなってしまうのです。

さらに、最初はウイルス性肺炎ですが、免疫力の低下とともに、口腔内のむし歯菌や歯周病菌などが肺に入って増殖しておきる細菌性肺炎に移行します。
誤嚥性肺炎と同じ状態になって重症化していくのです。

■4.まとめ

電話やハガキで、小さなお子さんをもつお母さんや、高齢の患者さんに上記の内容をご説明して、来院を呼びかけましょう。

院内報や院内ニュースという形で、郵送する方法もあります。

とにかく、患者さんに「来院したほうがコロナウイルス感染症になるリスクも重症化リスクも低下する」
ということを分かりやすくお伝えすることが重要です。

ぜひ、スタッフミーティングで話し合ってみてくださいね。 

おわり

■■2020年度「歯科経営改善ゼミナール」WHITECROSS LIVEセミナー プログラム■■

第1回 7月14日(火):「差別化戦略とマーケティング対策の進め方」 
・差別化戦略はライバル医院を特定し、その医院とどう差別化するかを具体的に
考えていくところから始まります。具体的な対策をご紹介しました。
1か月間振り返り視聴が可能です。

第2回 8月4日(火):「患者から選ばれるホームページと情報発信対策の進め方」
・ホームページは比較されることが前提の広告媒体です。
最近は、レスポンシブウエブデザインが主流になり大きく環境が変りました。
さらに、院内掲示の進め方やSNSなどを通じた情報発信の事例と進め方を解説します。

第3回 9月1日(火):「自費増大対策と、か強診のための在宅歯科の導入対策」
・自費を増やすための具体策を解説します。
また、か強診の取得をめざすための在宅歯科の導入対策を解説します。

第4回 10月6日(火):「経営効率を高める!歯科医院の経営管理の進め方」
・経営管理が苦手な先生が多いのが実情です。
財務諸表の読み方、キャッシュフロー経営の考え方と実際、在庫管理の適正化、
月次管理の項目と目安などを解説します。

第5回 11月3日(火):「歯科衛生士の職務範囲と予防歯科の進め方」
・歯科衛生士の職務範囲はどこまでなのか、
日本歯科医学界や厚生局などの資料をもとに解説します。
今後の歯科医院経営の主流となる予防歯科について、採算性、導入方法などを解説します。

●受講ご希望の方は、ホワイトクロスの専用サイトからお申込みください。
https://www.whitecross.co.jp/events/view/1239

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