成功する!歯科医院のマーケティング対策400号
【コラム】
400号という切りのいい数字になりました。
週2回の配信で、16年間も続いています。
ご愛読していただいたみなさまに御礼申し上げます。
さて、東京、神奈川、千葉、埼玉と北海道以外では、緊急事態宣言が解除されました。
次第に経済活動も戻ってくるでしょう。
特に、飲食店や宿泊施設などは、経営破綻寸前の状況なので、この日を切実に待っていたと思います。
しかし、首都圏からの観光客もインバウンドの中国人も来ないわけで、
厳しい状態が続くと考えられます。
歯科医院でも厳しい状態が続くでしょう。
例年なら、6月4日はむし歯予防デーと、歯と口の健康週間です。
マスコミも各地のイベントを取材してくれます。
しかし、今年はコロナ一色です。
このため、歯科医院独自でキャンペーンを考えて、
コロナでキャンセルされた患者さんにアピールしていただきたいと思います。
■■■ 歯科経営改善ゼミナール ホワイトクロス・LIVEセミナーのご案内 ■■■
新型コロナウイルス感染予防のために、7月末までのセミナーはすべて中止しました。
このため、今年度はプログラムを組み替え、ホワイトクロスからLIVEセミナーとして開催いたします。
●ロールプレイやグループワークが必要な自費話術セミナーと、
歯科カウンセラー養成講座は、年度計画どおり開催します。
合わせてご参加いただきたいと思います。
●受講ご希望の方は、ホワイトクロスの専用サイトからお申込みください。
https://www.whitecross.co.jp/events/view/1239
■■2020年度「歯科経営改善ゼミナール」WHITECROSS LIVEセミナー版 プログラム■■
第1回 7月14日(火):「差別化戦略とマーケティング対策の進め方」
差別化戦略はライバル医院を特定し、その医院とどう差別化するかを具体的に考えていくところから始まります。具体的な対策をご紹介します。
第2回 8月4日(火):「患者から選ばれるホームページと情報発信対策の進め方」
ホームページは比較されることが前提の広告媒体です。
最近は、レスポンシブウエブデザインが主流になり大きく環境が変りました。
さらに、院内掲示の進め方やSNSなどを通じた情報発信の事例と進め方を解説します。
第3回 9月1日(火):「自費増大対策と、か強診のための在宅歯科の導入対策」
自費を増やすための具体策を解説します。
また、か強診の取得をめざすための在宅歯科の導入対策を解説します。
第4回 10月6日(火):「経営効率を高める!歯科医院の経営管理の進め方」
経営管理が苦手な先生が多いのが実情です。
財務諸表の読み方、キャッシュフロー経営の考え方と実際、在庫管理の適正化、月次管理の項目と目安などを解説します。
第5回 11月3日(火):「歯科衛生士の職務範囲と予防歯科の進め方」
歯科衛生士の職務範囲はどこまでなのか、日本歯科医学界や厚生局などの資料をもとに解説します。
今後の歯科医院経営の主流となる予防歯科について、採算性、導入方法などを解説します。
●受講ご希望の方は、ホワイトクロスの専用サイトからお申込みください。
https://www.whitecross.co.jp/events/view/1239
■■2020年度 「歯科経営改善ゼミナール」プログラム■■
●7月末までは中止しました。
9月以降のセミナーは、現在のところ実施する予定です。
9月13日 「スタッフが活性化する賃金規定の作り方」
・職能資格制度、役割資格制度など、歯科医院の実態に即した賃金規定の作り方を解説します。
10月25日 「歯科カウンセラー養成講座」2020年第二回
11月22日、23日 究極の自費話術教室セミナー 2020年第二回
会場:アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
11月29日 「スタッフが活性化する人事評価の導入対策」
・冬期賞与のための人事評価の導入対策です。ケーススタディを中心に、歯科衛生士、受付助手の人事評価表を差し上げます。
12月20日 「スピードスタートのための開業対策」
・2021年に開業をめざしている歯科医師のために、成功する開業準備と、スピーディに立ち上げるための対策を解説します。
【会場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/
【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第400号
患者さんを取り戻そう
■1.はじめに
新型コロナウイルス感染対策の非常事態宣言によって、歯科医院の多くも患者さんの急減に見舞われました。
歯科医院は、歯科治療を受けるために身体的には元気な患者さんが来院する医療機関です。
微熱があって体調が悪い日に歯医者に行きたい人はいないでしょう。
さらに、患者さんの40%が60歳以上です。
コロナ感染で自覚症状の出ない15歳~44歳代の年齢層は20%しかいません。
コンビニは多少体調が悪い方でも、日常的に食品や飲み物を買いに立寄ります。
歯科医院では、感染予防のために滅菌消毒を行なって患者ごとに器具を交換し、
チェアなども頻回に清拭していますが、コンビニでレジやカウンターをお客さんごとに清拭しているでしょうか。
患者さんが毎日のように立ち寄っているコンビニよりも、歯科医院のほうがずっと感染リスクが低いのです。
自信を持って患者さんに呼びかけ、元どおりに来院していただく必要があります。
6月4日に「むし歯予防デー」、「歯と口の健康週間」が始まります。
令和2年度は、「咲かそうよ 笑顔の花を 歯みがきで」がスローガンです。
この機会を活かしましょう。
■2.他産業でいえばどんなこと?
東京都心の百貨店が、しばらくぶりに営業を再開するそうです。
買い物をしたくても、お店が開いてないからできなかった消費者が、大勢押しかけると思います。
とにかく自粛疲れをしていますので、百貨店に行くだけでもストレスが解消されると思います。
ただし、まだ大勢のお客さんが集まる特売などのイベントはできないでしょう。
三密になる危険があるからです。
しかし、外商などの従来からのお得意様には個別に案内をしていると思います。
別室で、少数のお客様を招待して、お得なイベントを開催するのです。
■3.歯科医院ではどうすればよい?
例年なら、子どもさんのお絵かき大会や、ゲーム大会を開催したりするのでしょう。
しかし、今年は成人もこどもさんも含めて、口腔ケアに来院していただく運動を考えてみましょう。
まずターゲットは、4月、5月に予防の予約をキャンセルした患者さん達です。
2ヶ月も経過しており、お口が気持ち悪くなっている頃です。
また、子どもさんを持つお母さんたちも、お子さんのむし歯が気になっている頃です。
これらの患者さんをアポ帳からリストアップして、来院を呼びかけるのです。
また、過去1年間で、治療が終了しているが、定期予防に来院していない患者さんもターゲットです。
リストアップして、リコールハガキを送るなどの対策を考えましょう。
■4.まとめ
むし歯や歯周病で治療中の患者さんは、放置していても治らず、悪化していくのでいつかは来院してくれます。
しかし、定期予防の患者さんは、定期的に歯科医院に通院するクセがなくなってしまうと、来院しなくなってしまう可能性があります。
これまで3ヶ月ごとに来院していた患者さんは、そろそろ予約しようか、コロナが怖いからやめておこうか、と迷っている頃です。
感染リスクはコンビニよりも低いし、口腔ケアでコロナの感染予防にも重症化予防にもつながることを伝えて、
来院していただきましょう。
みんなで知恵を絞りましょう。
おわり