成功する!歯科医院のマーケティング対策394号
【コラム】
発行遅延をお詫びいたします。
さて、23日24日と連日で「ドクターのための究極の自費増大の話術教室」
2日間コースが終了しました。
6人の受講生の皆様、かなりお疲れになったと思います。
ロールプレイを、かなり突っ込みを入れられながら相互監視のもとで繰り返し、ものすごいストレスになります。
だからこそ、自分の体験として「もの」になって残るのです。
自費を毎月100万円以上獲得できる先生が続出しています!
講師3人に対し受講生6人という贅沢なセミナーです。
ぜひ、受講をお勧めします。
ただ、今年はオリンピックがあり日祝の連休が少なく、
11月までセミナーが開催できません。
次回は、
□11月22日(日)、23日(祝)定員6人 です。
●お申込みは、
https://md-management.jp/conversation/
【受講料】 1名様 200,000円+税(昼食・懇親会付)
宿泊は各自お手配願います。
【会 場】 (予定)アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル3階
■■2020年度 「歯科経営改善ゼミナール」プログラム■■
3月29日 「高齢化社会と在宅歯科の導入対策」
・新たに在宅歯科を開始するための準備や成功のポイントを解説します。
4月26日 新人接遇研修「輝く歯科スタッフになるために」
・接遇アドバイザー河野由美子による新人向け接遇訓練です。
5月24日 「歯科カウンセラー養成講座」
・スタッフを1日で歯科医師が自費説明を振れるようになる、
心理学をベースとした歯科カウンセラー養成セミナーです。
修了証を発行します。
6月28日 M&D経営塾「分院経営の成功対策を考える」
~医療法人スワン会 元理事長 鈴木純二先生~
大型医院をファンドに売却され、注目を浴びている先生です。
大型化と分院経営の成功ポイントを、事業承継まで含めてお話いただきたいと思っています。
7月19日 「診療契約の知識とトラブル対策の実務」
・歯科診療契約によってどんな責任と義務を負うのか、
医療事故や理不尽なクレームに対してどう対応するか、
実務的な知識を解説します。
9月13日 「スタッフが活性化する賃金規定の作り方」
・職能資格制度、役割資格制度など歯科医院の実態に即した賃金規定の作り方を解説します。
10月25日 「歯科カウンセラー養成講座」2020年第二回
11月22日、23日 「ドクターのための究極の自費増大の話術教室」
2020年第二回
※会場が異なります:【予定】アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
11月29日 「スタッフが活性化する人事評価の導入対策」
・冬期賞与のための人事評価の導入対策です。
ケーススタディを中心に歯科衛生士、受付助手の人事評価表を差し上げます。
12月20日 「スピードスタートのための開業対策」
・2021年に開業をめざしている歯科医師のために、
成功する開業準備とスピーディに立ち上げるための対策を解説します。
【会 場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/
【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第394号
■1.「待たせない工夫を徹底しよう」
クライアント歯科医院で、患者さんからの「新型コロナウイルスの感染予防のため」という予約変更が出始めています。
これは、混雑した待合室での感染を怖がる患者さんの心理でしょう。
狭い空間で何人もの人が待っていて、なかには咳き込んでいる人がいる…。
内科ならまだしも「歯医者で病気をうつされたくない」と考える患者さんも多いと思います。
では、どうすればよいでしょうか。
患者さんに安心感を与える掲示物を用意するのも一つの方法です。
それに加えて、待ち時間を短くする対策を意識して行なうようにする必要があります。
■2.他産業でいえばどんなこと?
回転寿司でもコロナウイルス感染予防のために、客数が減少し始めているでしょう。
大勢のお客さんが入っているお店では、特に不気味です。
唾液が空気中に飛び散って、回転している寿司の上に降り注ぐイメージです。
そのまま食べるものですし、特に回転している皿は敬遠したくなりますね。
もう、行きたくないレストラン業態の代表になっているのではないでしょうか。
でも、なじみの寿司屋さんではどうでしょうか。
予約制です。店内はこぢんまりとしています。
店主は入るなり客の顔を見ます。
そして目をみて、笑顔で挨拶してくれます。
「いらっしゃい!○○さん、今日はいい白身が入っていますよ」
目の前で作ってくれるので安心感があります。
自分の好みも覚えてくれています。
値段は回転寿司の倍以上です。
しかし、満足度も安心感も格段に違います。
このような事態になると、回転寿司など大勢の客が集まるお店は、回転させる寿司を少なくして、カウンターで注文していただくようにしても、大勢の人がいる場所で待たされることにも不快感を抱く人が増えてくるのです。
残念ながら、これはいつも混んでいる歯科医院にもあてはまります。
■3.歯科医院ではどうすればよい?
混雑している歯科医院でも、患者さんは感染リスクを感じるでしょう。
しかし、予約制であまり待たせずに診療が回っていれば、患者さんはそれほど不安を感じません。
5分ぐらいで呼ばれれば「危険地帯」から抜けて清潔感のある診察室に移るので、安心感が戻るからです。
しかし、混雑した待合室で15分以上も待たされたらどうでしょうか。
先日も、20分待った患者さんからクレームを受けました。
通常の場合でも待たされると不愉快なのに、コロナウイルスの感染リスクを考慮すると、不安になり納得できなくなるのです。
つまり、今は待ち時間をできるだけ短くする工夫が求められているのです。
診察室もできるだけ個室か、個室的な環境であることが安心感につながります。
清潔な環境で診察を受けられる、と実感できるようにする必要があるのです。
■4.まとめ
待合室での待ち時間が長くなる原因で多いのは、歯科医師のレセプト入力の遅れです。
別のことに気を取られて、入力を後回しにしてしまうことがあります。
また、スタッフが診療終了後のカルテを受付に戻し忘れることもあります。
この場合は気付くまで30分以上かかることもあります。
そして、患者さんにとって会計待ちはムダな時間です。
早く混んだ待合室から出て帰りたいのに出られない、これは大きなストレスになります。
クレームになるのはまだよいほうで、予約変更をしたり、だまって中断したりする患者さんが増えてくる可能性があるのです。
患者さんには、感染予防対策をとっていることを伝えるのはもちろん、待ち時間対策をきちんととって、待合室で待たせない工夫が必要です。
そのために、ドクターにはカルテ入力を迅速に行なっていただくようお願いしましょう。
また、カルテを受付に戻す際には、戻し忘れがないように注意しましょう。
また、通常は診察室内で待たせるより、待合室で待たせるほうが快適と感じていただけるのですが、待合室が混雑している場合は、
診察室が個室なら、通してしまうほうが安心していただけるでしょう。
患者さんの顔を見ながら、臨機応変に対応していただきたいと思います。
以上