【コラム】

業務繁忙のため、メルマガ発行が遅延してしまいました。
お詫び申し上げます。

野村克也監督が逝去されました。

今週の日経ビジネスに監督の記事が掲載されています。
最後の雑誌記事なったのかも知れません。
「野村再生工場」といわれた監督ご自身の言葉で、選手の起用についての考え方が述べられていました。

以前、野村監督ご自身の講演を聞きに行ったことがありますが、少しもぶれていませんでした。

「プロを目指す選手は、出身校ではだれもが3番4番でエースだったはずだ。
そんな選手がプロに入ると、すでに3番4番やエースがいて、活躍できる場所はない。
ところが、チームのなかで必要な役割がある。
適性をみて役割を与えると、見事に果たせる選手がいる。
巨人の松井キラーとなった投手だったり、阪神の俊足の赤堀だったり、こうして、彼らが活躍できる場所に彼らを持っていき、彼らが奮起して活躍したことが、再生工場といわれたのかもしれないが、
がんばったのは彼ら自身だ。」

すべて医院経営や企業経営に通じると思います。
素晴らしい指導者を失ったと思います。

ご冥福をお祈りします。

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2月23日、24日 「究極の自費話術セミナー」2020年第一回      

3月29日  「高齢化社会と在宅歯科の導入対策」
      ・新たに在宅歯科を開始するための準備や成功のポイントを解説します。
4月26日  新人接遇研修「輝く歯科スタッフになるために」
      ・接遇アドバイザー河野由美子による新人向け接遇訓練です。
5月24日  「歯科カウンセラー養成講座」
      ・スタッフを1日で、歯科医師が自費説明を振れるようになる、心理学をベースとした歯科カウンセラー養成セミナーです。
修了証を発行します。
6月28日  M&D経営塾「分院経営の成功対策を考える」
~医療法人スワン会元理事長 鈴木純二先生~
大型医院をファンドに売却され、注目を浴びている先生です。
大型化と分院経営の成功ポイントを、事業承継まで含めてお話いただきたいと思っています。
7月19日  「診療契約の知識とトラブル対策の実務」
・歯科診療契約によってどんな責任と義務を負うのか、医療事故や理不尽なクレームに対してどう対応するか、実務的な知識を解説します。  
9月13日  「スタッフが活性化する賃金規定の作り方」
・職能資格制度、役割資格制度など、歯科医院の実態に即した賃金規定の作り方を解説します。
10月25日 「歯科カウンセラー養成講座」2020年第二回
11月22日、23日 究極の自費話術教室セミナー 2020年第二回
11月29日 「スタッフが活性化する人事評価の導入対策」
・冬期賞与のための人事評価の導入対策です。ケーススタディを中心に、歯科衛生士、受付助手の人事評価表を差し上げます。
12月20日 「スピードスタートのための開業対策」
・2021年に開業をめざしている歯科医師のために、成功する開業準備とスピーディに立ち上げるための対策を解説します。

【会場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11 
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/

【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/

                           
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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日 
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第393号

■1.新型コロナウイルス感染への対処を考えよう-2

新型コロナウイルルス感染の疑いで、千葉県にて経過観察をしていた、1次帰国者達が全員陰性で、自宅に帰れるそうです。
家族のみなさんも、本人達も安堵したと思います。

片方で、クルーズ客船の乗客は、清掃スタッフや検疫のスタッフにまで感染者が広がってしまい、収束のめどがたっていません。

この乗客のみなさんや、第4次までの帰国便で帰国されて検疫を終えられた皆さんが、社会に復帰されるには、まだ時間がかかるでしょう。

そして、まだまだ収束の気配はありません。
オリンピックへの影響まで懸念される状況になっています。
夏になるとインフルエンザのように収束するのではという観測もありますが、オーストラリアやニュージーランドなど南半球の国々は冬だからです。

世界中の国々の感染予防対策によって、中国と世界を結ぶエアラインの75%が運休しているそうです。
団体旅行だけでなく、個人旅行客も来なくなり、世界的にホテルや旅行社、航空会社などが大打撃を被っています。

米国では中国を旅行した人は自国民を含めて入国禁止としています。
その中国では、旧正月を経て産業界が稼働し始めていますが、帰省した労働者による感染リスクもあり、本格稼働にはまだ時間がかかりそうです。

その結果、ただでさえ米中貿易摩擦でボディブローを受けている世界経済が、深刻なダメージを受ける可能性があります。

日本でも、企業の生産したモノが売れなくなると、企業の利益率が低下します。
百貨店など小売業界も販売できなくなってしまいます。
やがて日本経済も不況に突入する可能性が高いと思います。
そうなると、医療費の節約など、医療機関の経営にも影響が出てくる可能性があるのです。

■2.多産業でいえばどんなこと?

先日、四日市のビジネスホテルに泊まりました。 驚いたのが、フロントに立っている男性スタッフが全員マスクを着用していたことです。
ホテルのフロントがマスクを着用しているのを見たのは初めてでした。

やはり、ホテルスタッフからお客様への感染予防のために着用していると表示していました。
そして、ホテル内のいたるところに、アルコール消毒液が設置され、手洗いの励行を促していました。

歯科医院は医療機関です。
ホテルよりもきちんとした感染予防対策とそれを伝える工夫が必要になっています。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

歯科医院では、ホテルと同じように、まず、待合室で待っている患者さんに不安を与えないことが最重要です。

弊社のクライアント歯科医院で、患者さんから、院内の新型ウイルスに対する感染対策はどうしているのかと質問を受けました。
これまでインフルエンザなどのときにはなかった質問です。

歯科医院の感染予防対策のレベルの低さが何度もマスコミで取り上げられてきました。
タービンの滅菌と患者ごと交換や、ユニットの水系の汚染対策などです。

新型ウイルス感染はいまのところ治療薬がないため、不安感を抱える患者さんが多いことを考えておく必要があるのです。

以前にも増して、きちんと清潔管理を行うだけでなく、患者さんにそれを伝える努力が大切です。

■4.まとめ

感染予防対策は、待合室と診療室では異なります。
待合室での感染ルートは、飛沫感染と接触感染の二つです。

飛沫感染は、感染している人がくしゃみや咳をした際に、空気中に飛び散った唾液の飛沫を周囲の人が吸い込むことでおきる感染です。

接触感染は、感染した人が鼻をかんだり、咳やくしゃみをするときに、手にウイルスが付着し、その手で触れた物にウイルスが付着し、別の人がその物に触れ、その手で自分の鼻や口に触れておきる感染です。

ですから、受付の感染予防対策は、基本的にマスクの着用と手洗いです。
「受付スタッフから患者さんへの感染を防ぐために」マスクを着用するのです。

診察室内は、飛沫感染と接触感染に加えて、エアロゾルによる空気感染のリスクに配慮する必要があります。
それは、ウイルスに汚染された患者さんの歯の削りカスや唾液、血液などが微細な水滴といっしょに空気中に拡散しているからです。

エアロゾルに乗って目に飛び込んだウイルスは、涙腺から鼻腔をとおり、咽頭に達します。
そして、唾液と一緒に飲み込まれてしまうのです。

そのため、マスクとグローブの着用に加えて、ゴーグルを着用する必要があります。
顔の3つの粘膜、口、鼻腔、そして目を保護する必要があるからです。

もちろん、グローブも器具も患者ごとに交換する必要があります。
さらに、患者さんが手で触れる場所、例えばユニットのひじ掛けなどは毎回清拭が必要です。

そして、大切なのはこれらの対策の清潔管理の患者さんへの説明です。
受付と診察室内の感染予防対策を院内に掲示して、患者さんに読んでいただきましょう。

それが安心感と信頼感につながります。
不況になっても、継続的に予防に通院しようという気持ちになっていただけるでしょう。

おわり