こんにちは。
いよいよ今年も押し迫り、最後のメルマガになりました。
1年間、ご愛読ありがとうございました。

さて、年明け早々から、本格稼働を開始します。

1.ワールドデンタルショーに出展します。
来年、1月12日(日)13日(祝)の2日間にわたって、
横浜ワールドデンタルショーが開催されます。
http://www.yokohama-dentalshow.com/

第48回横浜デンタルショー(48th YOKOHAMA DENTAL SHOW)
【会期】
2020年1月12日(日) 9:30~18:00
2020年1月13日(月祝) 9:00~16:00
【会場】
パシフィコ横浜展示ホールD
〒220-0012 神奈川県横浜市西区みなとみらい1丁目1-1

そのなかの企画コーナー「今さら聞けない経営相談」のコーナーに、
弊社もブースを出展します。

スタッフが常時詰めておりますが、1月13日(祝)は私も終日ブースに詰めております。
無料で経営相談を受けていただけます。

会場での予約制で、お1人様15分、1時間に4人まで、ご相談をお受けします。
ご来場の節には、ぜひ足をお運びください。ノベルティなども用意してお待ちしています。

2.名古屋モリタさんの開業セミナーで講演します。
【日時】令和2年1月19日(日)
【会場】名古屋支店 〒464-0075 愛知県名古屋市千種区内山3丁目30番9号 nonoha千種3F
【問合せ】TEL052-741-5461 

弊社の開業ノウハウを解説します。
これから開業をお考えの先生は、一度ご覧になってはいかがでしょうか。

3.ホワイトクロスのライブセミナーに出演します。
令和2年1月21日(火)午後8時からです。

今回は、診療報酬改定、保険制度の仕組み、指導監査対策などについてお話します。
特に、診療報酬改定については、その背景、歯科診療報酬改定の詳細、特に留意するポイントなどを解説します。
受講は無料です。
ぜひこの機会にホワイトクロスに登録してはいかがでしょうか。

4.恒例の新春セミナーを開催します。
令和2年1月26日(日)午後1時~5時まで 
飯田橋レインボービルにて開催します。

このセミナーではで、診療報酬改定の全容と、歯科診療報酬改定の概要のほか、歯科経営をとりまく激しい環境変化、とりわけ人口減少問題や、歯科医師、歯科衛生士、受付助手の採用難などについても実態をご紹介し、対策方向を解説します。

また、終了後に近傍で新年賀詞交換会を開催します。
合わせてご参加ください。

お申し込みは、
https://md-management.jp/improve/

1.日  時:2020年1月26日(日)13時~17時まで 受講料5,000円(税込) 
17時30分~新春賀詞交歓会 ※新春賀詞交歓会 会費(お一人5,000円)

2.当日のプログラム:
第1部「環境変化と歯科診療報酬改定を考える」      木村 泰久
      1.歯科経営をとりまく環境変化
      2.令和2年歯科診療報酬改定の概要
      3.考えられる対策方向
第2部「実践!正しい歯科材料費削減法」 中小企業診断士 雨宮 正洋

3.会 場:飯田橋レインボービル 東京都新宿区市谷船河原町11 
TEL 03-3260-4791  JR飯田橋、メトロ飯田橋駅 B3出口 下車5分

4.お問合せ:株式会社M&D医業経営研究所 
       TEL 045-989-1001/FAX 045-989-1002 担当 大澤まで

■お申し込みは、
https://md-management.jp/improve/

■「ドクターのための究極の自費増大の話術教室」2日間コース
自費を毎月100万円以上獲得できる先生が続出しています!
講師3人に対し受講生6人という贅沢なセミナーです。
□ 2月23日(日)、24日(祝)定員6人   

●お申込みは、
https://md-management.jp/conversation/
                          
【受講料】 1名様 200,000円+税(昼食・懇親会付)
宿泊は各自お手配願います。 
【会  場】 アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室 
渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル3階

■■2020年度 「歯科経営改善ゼミナール」プログラム■■
                   
1月26日  13:00~17:00
新春セミナー「環境変化と歯科診療報酬改定を考える」
      ・令和2年度診療報酬改定は厳しいものになりそうです。
       歯科界をとりまく環境変化と歯科診療報酬改定の概要を解説し、
       考えられる対策方向を分りやすく解説します。
       終了後、近傍にて新年賀詞交換会を開催します。

2月23日、24日 「究極の自費話術セミナー」2020年第一回      

3月29日  「高齢化社会と在宅歯科の導入対策」
      ・新たに在宅歯科を開始するための準備や
       成功のポイントを解説します。

4月26日  新人接遇研修「輝く歯科スタッフになるために」
      ・接遇アドバイザー河野由美子による新人向け接遇訓練です。

5月24日  「歯科カウンセラー養成講座」
      ・スタッフを1日で歯科医師が自費説明を振れるようになる、
       心理学をベースとした歯科カウンセラー養成セミナーです。
       修了証を発行します。

6月28日  M&D経営塾「分院経営の成功対策を考える」
     ~医療法人スワン会元理事長 鈴木純二先生~
      大型医院をファンドに売却され、注目を浴びている先生です。
      大型化と分院経営の成功ポイントを、事業承継まで含めて、
      お話いただきたいと思っています。

7月19日  「診療契約の知識とトラブル対策の実務」
      ・歯科診療契約によってどんな責任と義務を負うのか、
       医療事故や理不尽なクレームに対してどう対応するか、
       実務的な知識を解説します。  

9月13日  「スタッフが活性化する賃金規定の作り方」
      ・職能資格制度、役割資格制度など、
       歯科医院の経営実態に即した賃金規定の作り方を解説します。

10月25日 「歯科カウンセラー養成講座」2020年第二回

11月23日、24日 究極の自費話術教室セミナー 2020年第二回

11月29日 「スタッフが活性化する人事評価の導入対策」
      ・冬期賞与のための人事評価の導入対策です。
       ケーススタディを中心に、歯科衛生士、受付助手の人事評価表を
       データで差し上げます。
12月20日 「スピードスタートのための開業対策」
      ・2021年に開業をめざしている歯科医師のために、
       成功する開業準備と
       スピーディに立ち上げるための対策を解説します。

【会場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11 
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/

【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/

                           
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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新
規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にして
いただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考
えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日 
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第390号

■1.予防歯科を考える

来年こそ、本格的に予防歯科中心の経営形態にしてはいかがでしょうか。

私のクライアント医院ではすでに予防歯科に力を入れています。
それは、歯科経営の色々な面で有利だからです。

いまだに多くの歯科医院で、診療の合間に歯石除去を行い、
セットが終わったら「はい、これで終わりです」といって、
次はまた3ヶ月後にハガキでご案内しますね、というような状態のようです。

その結果、リコール率は20%程度。定期的に来院される患者さんは少数です。

そして、カリエスリスクの高い患者さんは翌年になって、
また隣の歯がむし歯になったといって来院され、歯周病の患者さんは治癒せずに悪化していきます。

どちらのケースも最終的に抜歯につながるわけです。

「疾患を生まない、再発させない」予防歯科医療が、
これからの歯科経営のなかで中心的な役割を担うことになると考えられています。

それではいつものように他産業の例を見てみましょう。

■2.他産業でいえばどんなこと?

ここで「予防」と「検診」の違いについて考えてみましょう。

労働安全衛生法で、年1回の定期検診が義務付けられています。
貴医院では実施しましたか?
歯科医院では定期健康診断を実施している医院は少数のようです。
私のクライアント医院は、ほぼ全てで実施しています。

労働法で義務づけられている定期検診は、過去にじん肺や振動病などの産業疾病や、
結核、高血圧、心臓疾患、胃がんなど、
急激に悪化する疾病を早期に発見しようという目的で制定されたものです。

しかし、定期検診を受けたからといって、疾病を予防する効果はありません。
検診の結果を踏まえて、疾病にならないための健康管理をしなければならないのです。

予防医学は、さらにこれを進めて、疾病になりにくい状態を作り、
維持するための対策や処置を継続的に実施しようという考え方です。

これが健康を維持増進するために、重要なのです。
平成28年度診療報酬改定で、「重症化予防」という考え方が取り入れられました。
その結果、SPTや初期う蝕管理加算などが取り入れられました。
これは、患者さんにとってプラスになったたけでなく、
歯科医院にも収益面のプラスを生み出しています。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

いまだに、従来ながらの定期検診を行っている歯科医院が多くあります。

検診メニューは、口腔内の視診、歯周基本検査、年1回程度のパントモ撮影、そして
歯石除去などです。

保険では予防や検診は適用できませんから、
歯肉炎や急性歯周炎などの病名をつけての処置です。
歯石除去やSRPはその一環としての治療目的で実施します。
上下顎を分けて処置を行ない、
そして、なか3ヶ月おいて初診を算定します。

これが、査定される例が増えています。
医療行為は、診査⇒診断⇒処置⇒再評価の流れを確保して、終了しなければなりません。
ところが、多くが、2回目で患者の任意による中断になっています。
同一病名であれば、3ヶ月後に来院しても、再診で診なければなりません。
それを初診で算定するわけで、指摘されてしまうのです。
しかも、多くが同じような処理の場合、傾向的算定として個別指導が行なわれることもあります。
この結果、
縦覧点検を避けて、なか6ヶ月以上あけて、初診で算定している医院が多くなっているようです。
ただし、6ヶ月も間隔をあけてしまうと、口腔内の細菌の状態が変化していない以上、
むし歯も歯周病も再発、進行してしまう危険があります。

これに対して予防歯科医療としての考え方が保険で取り入れられました。
その一つがSPTです。
歯周基本治療ガ終わってもなおかつ残っている慢性歯周炎を長期にわたって管理することが目的です。
これが、糖尿病や成人病を予防したり、部分義歯の鉤歯となっている歯をできるだけ長く残し、栄養不良に陥るのを予防しているのです。

さらに、
初期う蝕管理加算やフッ素塗布処置です。
初期う蝕管理加算は、う蝕多発傾向のある患者さんにフッ素を塗布して、
カラー写真を撮影することが要件です。ただしPMTC処置が包括されています。

自費の予防歯科を導入している歯科医院もあります。
1時間1万円程度で、一連の歯周予防処置を自費で行ないます。
これは自分で予防を考える意識の高い患者さんが、どの歯科医院にも何人かはいるからです。

SPTでは歯周ポケットが3ミリ以下になると適用できなくなるほか、
半年間も間隔を空けるのが不安になる患者さんには、上下5千円で30分の処置を勧めている医院もあります。

■4.まとめ

予防歯科は最終的に患者さんの利益につながり、歯科医院にも大きなメリットがあります。

予防歯科が定着すると、患者さんは3カ月~4カ月ごとに来院されるようになります。
そして回数を重ねるごとにコミュニケーションが深まります。
歯科治療についての知識も増えていきます。
その結果、自費を選ばれるケースが増加します。欠損がでた場合にインプラントを選
ばれる患者さんが増加します。
また、次第に手持ち患者が増え、口コミで患者が増えていきます。

さらに、医院経営に大きな利益をもたらします。
例えば、SPT2は1時間枠としても、1070点算定できます。
1日5人の診療で、5万円以上の売上になります。
22日稼働では、110万円です。
歯科衛生士の給料は、賞与や社会保険料を含めても40万円程度です。
技工料や金属台がかからないので、
70万円もの、人件費控除後の利益が残るのです。

これに対して、保険診療の営業利益率は初診料、医学管理などを含めて25%程度です。
補綴でFMCを入れると2万円程度の赤字になってしまいます。
実は、歯を削って詰めるよりも、長持ちさせる予防処置のほうが、採算がよいのです。

日本歯科医師会の一般生活者意識調査では国民の72.4%が口腔内に異常を感じているというデータがあります。
しかし、実際に歯科治療を受けている人はそのうち51.3%。半数しかいません。
このように、国民全員に歯科医療を受けさせることは難しいのですが、考え方を変えれば半数の人々が歯科医療を受けているのです。

当院に一度でも来院していただいた患者さんに、予防歯科医療を提供することで、
定期的に通院していただくことができます。
う蝕や歯周病の発病を防止したり、再発を遅らせたりすることができます。

それが多くの歯科医院で定着すれば、国民の半数から歯科疾患が減少することになります。
これは成人病の予防につながり、医療費削減に大きな効果が期待できると考えられます。

来年は、貴医院でも、予防歯科の本格導入を考えてみてはいかがでしょうか。

おわり