成功する!歯科医院のマーケティング対策382号
令和元年8月26日発行
お待たせいたしました。
8月はお盆休みで、1回だけの発行になってしまいました。
7月の天候不順から8月は一転して猛暑が続きました。
ようやく朝晩涼しくなりつつありますが、まだ日中は猛暑日が続いています。
先週も東京ディズニーランドで猛暑のため、いくつかのイベントが中止されたそうです。
まさに暑い夏ですが、
このなかで、米国と中国の関税戦争も熱くなっています。
韓国と日本の関係も急激に悪化し、空隙をついて北朝鮮が弾道ミサイルを発射するという事態になっています。
これらの流れを受けて、景気の後退懸念が強くなり、株式市況も悪化し、今日は一時500円以上も日経平均が暴落したそうです。本当にトランプさんは迷惑ですね。
そのなかで、10月には消費税改定を迎えます。
歯科医療費は景気、特に投資に回している資金の収支の影響を受けます。
このため、インプラントや矯正など、高額の歯科治療を見送る動きがでてくる可能性があります。
今のうちに、消費税の駆け込み需要を取り込むことを考えましょう。
税額の違いを分かりやすく見せるなど工夫して、景気が悪化する前に、駆け込み需要を取り込みましょう。
さて、9月の歯科経営改善ゼミナールは、
「歯科医院のための人事評価制度の導入セミナー」です。
正しい人事評価は、働きがいのある医院づくりに欠かせません。
このセミナーでは、ある歯科医院の歯科衛生士の人事評価をケーススタディで体験していただきます。
そして、評価結果を伝える面談を模擬体験していただきます。
さらに、やる気がアップする、初級・中級・上級の、受付助手・歯科衛生士の人事評価表をお渡しします。
一般的な人事労務セミナーではまず受けられない、人事評価の訓練と人事評価表を入手できるセミナーです。
ぜひご参加いただければ幸いです。
◆日時:令和元年9月22日(日)10:00~12:00
◆会場:飯田橋レインボービル
東京都新宿区市谷船河原町11 JR、地下鉄飯田橋下車 徒歩5分
TEL:03‐3260‐4791
◆受講料:10,800円(税込)、お二人目から1名5,400円(税込)
◆主催:株式会社M&D医業経営研究所
〒227-0063 横浜市青葉区榎が丘4-7アクティブ青葉台203
■■2019年度 「歯科経営改善ゼミナール」プログラム■■
日 時 テーマ
9月22日(日)午前10時~12時 「歯科医院の人事評価の進め方」
※恒例の人事評価のケーススタディです。
歯科衛生士、受付助手の人事評価表を差し上げます。
10月13日(日)、14日(祝)「究極の自費話術教室」
【会場】アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
【受講料】 1名様 200,000円+税(昼食・懇親会付)
■■■2019年度の自費話術セミナー ■■■
■1.「究極の自費話術セミナー」2日間コース
自費を毎月100万円以上獲得できる先生が続出しています!
講師3人に対し受講生6人という贅沢なセミナーです。
□ 10月13日(日)、14日(祝)定員6人 【本年最終です!】
●お申込みは、
https://md-management.jp/conversation/
【受講料】 1名様 200,000円+税(昼食・懇親会付)
宿泊は各自お手配願います。
【会 場】 アットビジネスセンター渋谷東口駅前会議室
渋谷区渋谷2-22-8 名取ビル3階
■2.「歯科カウンセラー養成講座」スタッフ向け自費セミナーの決定版です!
スタッフ向けの、心理学に基づく話術とロールプレイの研修です。
「自費説明シナリオ集」、「初診カウンセリングツール」を使って復習できます。「歯科カウンセラー養成講座修了証」を発行します。
□ 10月20日(日) 9:30~17:00 定員20名
□ 12月15日(日) 9:30~17:00 定員20名
【会 場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11
TEL03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【受講料】 1名様20,000円+税(昼食付)
●お申込みは、
https://md-management.jp/counselor/
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■歯科経営改善ゼミナール
11月17日(日)午前10時~12時 「歯科医院の患者トラブル対策セミナー」
※年末年始のクレームなど増える時期に合わせて、トラブル対策を解説します。
12月15日(日)午前10時~午後5時「歯科カウンセラー養成講座」
【受講料】 1名様20,000円+税(昼食付)
「歯科経営改善ゼミナール」について
【メイン会場】 飯田橋レインボービル:東京都新宿区市谷船河原町11
Tel 03-3260-4791 JR・地下鉄飯田橋駅5分
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/
【お知らせ】
※DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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「人事評価を導入しよう」
■1.はじめに
人事評価について、毎年問い合わせをいただきます。
なかには、人事評価が面倒なので、やらなくてもスタッフが活性化するような方法はないか、という問い合わせをいただいたこともあります。
しかし、スタッフのモチベーションを高め、やる気のある医院をつくるためには人事評価が欠かせません。
会計と人事管理は、院長業務の中核です。他の人に任せたり、やらずに済ますことはできないのです。
会計を人任せにすると、横領事件や過剰投資などによって経営の危機を招くことがあります。
人事評価を人任せにしたり、行なわなかったりすると、院長への信頼感が形成されず、なんとも言えない不満が院内に共有され、やる気のない態度のスタッフが増え、退職者が多くなってきます。
経営学のなかでは、いかに労働者を活性化させるかということで、いくつもの実験や学術研究が行われてきました。
その成果を受けて、企業では人事評価システムを開発してきたのです。
■2.他産業でいえばどんなこと?
人事評価がない組織があります。それはお役所です。
公労協などの労働組合が強く、人事評価をして処遇に差を付けることができないのです。
その結果、多くのお役所で「お役所仕事」が行なわれています。
そこで働いている公務員が、いきいきとモチベーションを持って働いているでしょうか。
みなさんは、このような歯科医院にしたいのでしょうか?
一部の民間企業では、ブラック企業といわれるほど苛烈な評価を行なう企業があります。
歩合制の営業マンなど、プレッシャーからうつ症状に陥るケースもあるようです。
人事評価をするとこんな雰囲気になるから、止めておきたいという考え方もあると思います。
しかし、一流企業を見て欲しいのです。
トヨタやソニー、上場ゼネコンや製造業、大手商社、金融機関などでは
整然とした人事評価制度があります。
それぞれの産業によって内容はまちまちですが、
優秀な職員を育て、正しく評価することで動機づけることを目的にしています。
歯科医院でも、一流企業が行なっているような、適正な人事評価制度が欠かせないのです。
■3.歯科医院でいえばどんなこと?
歯科医院は小さな組織です。
とても大企業が行なっているような人事システムを導入することはできません。
しかし、歯科医院に合わせた人事評価システムがあるとすれば、それは何とかして導入するべきです。
そして、そのような評価システムがあるのです。
弊社では、前職の上場ゼネコンでの人事企画の経験を活かして、
小さな歯科医院でも機能する人事評価制度を開発し多くの歯科医院で運用してきました。
チェア3台からこの評価制度を導入し、今では21台になった歯科医院や、
チェア3台から11台になった歯科医院など、多くの歯科医院が順調に成長を続けています。
それは、人事評価の三原則を忠実に抑えた人事評価制度を実施しているからです。
人事評価には三つの原則があります。
一つは、「評価の透明性の原則」です。
評価するときには必ず評価票を公開する必要があります。
どんな基準で評価されるのかを知らされなければ、評価を受ける側が不安に陥るからです。
そして自己評価をさせた後で上長の評価を入れていきます。
こうすることで本人の思い入れと上長の目で重要と感じているところのズレに気付くことがあるからです。
二つ目は「評価の公平性の原則」です。
公平性を確保するために、院長だけではなく、受付主任と主任衛生士と3人の目で評価するようにするのです。
すると、私は院長に嫌われていると思っているスタッフも、○○さんが見てくれているから大丈夫と安心感が出てくるほか、実情に即した正しい評価ができるようになります。
三つ目は「評価の納得性の原則」です。
評価の後で、面談をして結果と理由を伝えるのです。
評価は、S、A、B、C、Dの5段階でBが真ん中です。
A評価やC評価を付けたときには、なぜなのかその理由を伝えます。
さらに、それぞれの等級の滞留年数なども伝えていきます。
例えば、初級は2年かけて卒業していきます。
当然ながら学卒で入ったばかりの歯科衛生士は、最初は何もできません。
ですからCとかD評価です。
いきなり低い評価をもらうので落ち込みますが、
「初級は2年かけて中級に上がっていく。最初は不足かやや不足という評価だが、冬の評価ではできることが増えて、やや不足に普通が混じってくると思う。
2年目の夏になると、普通が多くなり、やや良いが混じってくる。
2年目の冬には、ややよいばかりになって、
3年めの夏の評価では、中級に昇格できる。
いまの評価は、通常ならC評価のところ、君は頑張っているからC+になっている自信を持っていいよ。心配しないで」と面談できちんと伝えておくのです。
また、人事評価は絶対評価と相対評価の両方を考える必要があります。
中3の子と小3の子が幅跳びをしました。中3の子は1m50cm飛びました。
小3の子は80cmでした。どちらが優秀でしょうか。
歯科医院ではこれをやりがちなのです。
学卒の衛生士と4~5年目の衛生士を比べて、 学卒の衛生士のことを「あの子はまだ対合の印象もできないし石膏も気泡が入っていることがある」と言うのですが 、学卒で半年ぐらいしかたっていなければ当たり前です。
例えば、中3の全国平均が1m70cmなら、この子は飛べていません。
小3の全国平均が70cmだったら飛べています。
つまり、単純に比べるのではなく、学卒なら学卒の衛生士としてどの程度できているかを見てあげなければならないのです。
中3のA君は1m80cm、B君は1m70cm、C君は1m50cmとなって初めて比べられます。これが相対評価です。
つまり、初級、中級、上級という絶対基準と、初級なら初級、中級なら中級で比べる相対評価を人事評価制度に組みこむ必要があるのです。
公平な人事評価の導入のためには、公平な給与規定や賞与規定の制定と運用、評価面接の定期実施、院長など評価者に対する訓練が必要です。
この訓練が、私が毎年やっている「歯科経営改善ゼミナール」での人事評価制度のセミナーです。
単なる評価制度の説明ではなく、ケーススタディを解いていくことで、人事評価の考え方を理解し、自分の体験として落とし込むことができることを目指しているのです。
■4.まとめ
人事評価の目的は、「このスタッフは仕事ができないから、ボーナスや給料を減らす」ことではありません。
重要なのは、全ての職員がハイパフォーマー=優秀な社員になっていくように、指導・誘導する「育成型の人事評価にすること」です。
C評価の人はこれをやるとBになる、Bの人はこれをやるとAになるということを、細かく面接で話し合って目標を立てて育てていくのです。
ところが、人事評価は人が人を評価するために主観的になりがちです。
できるだけ客観的に評価するために分析的評価指標が開発されました。
1.情意評価はやる気の評価です。
これは規律性、責任性、協調性、積極性の4つで見ていきます。
女性は規則をきちんと守り、言われた仕事は最後までやる人が多くいます。
ところが「その仕事は私の分担ではありません」という人がでてきます。
すると途中でボールが落ちてしまいます。
もう一つのタイプは、すごくお人好しで、いつもニコニコして、いろいろなところで「何かやることはありませんか」と言ってくれたり、いろいろ提案してくれるのですが、肝心の自分の仕事がほったらかしになっていたりする人がいます。ですから、この四つで見ていくのです。
2.能力評価は発揮能力主義です。
能力は、体力、知識、技能、判断力、交渉力、企画力、実行力、管理力で、
右にいくほど難易度は上がってきます。
これを実際の仕事で使っているものだけで評価するのです。
持っているだけでは評価の対象にはなりません。
これを職種別に、初級、中級、上級と作り分ける必要があります。とても大変な作業になります。
3.業績評価は、目標に対する達成度の評価です。
目標管理と連動した重点目標などを評価します。
病院全体に対する貢献度を10点満点で評価して、総合的にその人を評価するケースもあります。
面倒で複雑な人事評価ですが、
評価表を手に入れ、人事評価の進め方をケーススタディで体験する方法があります。
それは、M&D医業経営研究所の「歯科医院のための人事評価制度の導入セミナー」に参加することです。
そして、9月の歯科経営改善ゼミナールが、
「歯科医院のための人事評価制度の導入セミナー」です。
このセミナーでは、ある歯科医院の歯科衛生士の人事評価をケーススタディで体験していただきます。
そして、評価結果を伝える面談を模擬体験していただきます。
さらに、やる気がアップする、初級・中級・上級の、受付助手・歯科衛生士の人事評価表をデータでお渡しします。自医院の実態に合わせてカスタマイズすることができます。
一般的な人事労務セミナーではまず受けられない、ケーススタディによる人事評価の訓練と人事評価表を入手できるセミナーです。
ぜひご参加ください。
◆日時:令和元年9月22日(日)10:00~12:00
◆会場:飯田橋レインボービル
東京都新宿区市谷船河原町11 JR、地下鉄飯田橋下車 徒歩5分
TEL03‐3260‐4791
◆受講料:10,800円(税込)、お二人目から1名5,400円(税込)
◆主催:株式会社M&D医業経営研究所
〒227-0063 横浜市青葉区榎が丘4-7アクティブ青葉台203