【コラム】

神戸でストーカー殺人事件がありました。

まったく知らない女性を「好み」だからと3日間も尾行をして、エレベーターのなかで刺殺するというむごい事件でした。

いきなり人生を奪われてしまった被害女性の無念さは同情に余りあるところです。

歯科医院は女性が多い職場です。

過去に、弊社のクライアント医院でも、ストーカー事件が起きています。

医院としても、深夜の残業を避ける、一人で帰さない、従業員駐車場を街灯で明るくするなど、スタッフの安全に配慮する必要があります。

スタッフも、帰宅ルートを第三者に知られないようにする、帰宅時間やルートを変えるなど、身を守る工夫をしましょう。

さて、

10月の歯科カウンセラー養成講座が近づいてきました。

毎回20人限定の人気セミナーです。

歯科医師が一人で自費を説明するよりも、

「押し付けになるといけないから」と途中でスタッフに代わったほうが、

患者さんが自費を選ぶ確率が高くなります。

経験的には、約半数が自費を選ぶようです。

これは、スタッフのほうが質問しやすく、コミュニケーションがとりやすいからです。

歯科医師と歯科カウンセラーとなるスタッフが一緒に受講することで、

歯科医師から、歯科カウンセラーに説明を振るタイミングや、

説明の分担を共有することができます。

せひ、お早めにお申し込みください。

●【M&D歯科カウンセラー養成講座】

会場:飯田橋レインボービル 受講料:1名様 30,000円(税込)昼食付

第2回 10月26日 (日) 9:30~17:00 ※開催日を変更しました。

定員20名。打率90%の歯科カウンセラーも誕生しました。

※M&D歯科カウンセラー養成講座

また、歯科医師が自分で患者さんを納得させられる自費を説明できなければ、スタッフを指導することもできません。

定評ある「歯科医師のための自費話術教室」を、11月23日(日)、24日(祝)で開催します。

ゲスト講師に、浅草安田歯科医院の安田 亮 先生をお招きしています。

7月も受講された先生から、翌日さっそく自費を獲得したという連絡をいただきました。

日 時:11月23日(日)10時~18時 & 24日(祝月)9時~17時

会 場:地方の先生方のために、新横浜コートホテルを予定しています。

東京のホテル代が高騰しているからです。

ホテル代は別料金ですが、朝食付き1万円以下で宿泊できます。

地方の先生方はぜひこのホテルをご利用ください。

定 員:6名。 

受講料:1名様 198,000円(税込)昼食・懇親会込 (ホテル宿泊費は別料金)                    

講 師:ゲスト講師:浅草安田歯科医院 院長 安田 亮 先生

(株)M&D医業経営研究所 代表取締役   木村 泰久 

医療接遇アドバイザー 小山 美由紀 

※歯科医師のための自費話術研修

~~~【セミナー案内】~~~

■令和7年度の歯科経営改善ゼミナールのご案内です。

実務的な内容のセミナーですので、参考にしていただけると思います。

興味のある回だけご視聴いただけますので、ぜひご検討ください。

●すべてWEBセミナーです。

受講料:1名様 各回6,600円(税込) 

16:00~17:30または録画視聴 ※視聴期間 各1か月                              

9月18日(木)「これがポイント!歯科人材の採用と採用選考のポイント」 

10月23日(木) 「これがポイント!患者トラブル防止の説明書、契約書と同意書の作り方」

11月20日(木) 「これがポイント!診療契約と個人情報、応召義務、カルテ開示への対応」

※歯科経営改善ゼミナール

※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ

■自費増大対策セミナー

定評あるM&Dの自費話術セミナー。自費率アップの決め手です。

●1.【M&D歯科カウンセラー養成講座】

会場:飯田橋レインボービル 受講料:1名様 30,000円(税込)昼食付

第2回 10月26日 (日) 9:30~17:00 ※開催日を変更しました。

定員20名。打率90%の歯科カウンセラーも誕生しました。

※M&D歯科カウンセラー養成講座

●2.【歯科医師のための自費話術研修】   

ゲスト講師に、浅草安田歯科医院の安田 亮 先生をお招きしています。

7月も満席となり、研修も盛り上がりました。

受講された先生から、翌日さっそく自費を獲得したという連絡をいただきました。

第2回 11月23日(日)10時~18時 & 24日(祝月)9時~17時

地方の先生方のために、新横浜コートホテルを予定しています。

東京のホテル代が高騰しているからです。

ホテル代は別料金ですが、朝食付き1万円以下で宿泊できます。

地方の先生方はぜひこのホテルをご利用ください。

定員6名で2日間の集中研修です。  

受講料:1名様 198,000円(税込)昼食・懇親会込 (ホテル宿泊費は別料金)                    

講師:ゲスト講師:浅草安田歯科医院 院長 安田 亮 先生

(株)M&D医業経営研究所 代表取締役   木村 泰久 

医療接遇アドバイザー 小山 美由紀 

※歯科医師のための自費話術研修

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では、メルマガを始めさせていただきます。

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【メルマガの主旨】

優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。

そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング対

策が必要です。

このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。

優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新

規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にして

いただければと思います。

みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考

えております。

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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日

【発行者】 木村 泰久

(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント

株式会社M&D医業経営研究所 代表取締役

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成功する!歯科医院のマーケティング対策  

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「スリッパを考える」  by 小山 美由紀

【目次】

1.はじめに

2.他産業でいえばどんなこと?

3.歯科医院ではどうすればよい?

4.まとめ

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■1. はじめに

前回は、受付や待合室のインテリアについて、清潔感や医院の信頼感をポスターや壁装、照明の演出から高める重要性をご紹介しました。

とはいえ、意外と見落とされがちなものがあります。

それが、待合室のスリッパです。皆さんの医院ではスリッパを使っていますか?それとも土足のままですか?

近年、患者さんの中にはスリッパに抵抗を感じる方が増えています。

たとえば、ホテルや旅先で使ったスリッパから足のトラブルを経験した方も多く、以後持参派に転じたという声も聞きます。

歯科医院でも、以前のようにスリッパを出すスタイルはまだ多いですが、新しい医院では大部分が土足としています。これは、清潔感や維持管理の面で重要な選択です。

スリッパと土足、どちらが歯科経営にとって理にかなっているのでしょうか?

■2.他産業でいえばどんなこと?

まず医科の診療所を見てみましょう。

かつてはスリッパを使うことで外からの汚れや土埃による衛生リスクを軽減していました。しかし、都市部では舗装が整い泥が持ち込まれにくくなり、さらに、高齢者や障がいのある方にとって、靴を脱ぎ履きする動作がバリアになるため、土足対応が主流に変わっています。

大学病院や総合病院の外来では、スリッパに替えるシステムをほとんど見かけません。

代わりに、ICUや手術室など必要な箇所だけ専用の使い捨て上履きを靴の上から着用させる形式を見かけます。

また、海外ではもともと土足が常識です。

食品工場やクリーンルームを備える施設では、極めて厳密な衛生管理体制が整備されており、スリッパどころか室内専用靴やエアーシャワー、防塵服などを使用しています。

これに比べれば、スリッパは衛生的に不安が残るアイテムと言えます。

一方で、サービス産業ではくつろぎの演出としてスリッパを提供することがあります。

ホテルや高級旅館、国際線エアラインでは、消毒済み・新品のスリッパを客室や機内に用意し、利用の安心感を提供しています。

ただし、その場合でも清潔管理の仕組みが伴っていることが前提です。

■3.歯科医院ではどうすればよい?

スリッパはバイ菌の温床になる可能性があり、特に雨天時に湿気を含んだスリッパが残されていると、次の患者さんに不快な印象を与えかねません。

スリッパ自体の汚れは簡単に拭けても、患者さんの心の「清潔管理への不信」は拭いさることが難しいのです。

私の提案としては、原則としてスリッパをやめて土足対応にするのが望ましいと考えます。

ただし、フローリングではなくカーペット床の待合室は、衛生面や清掃の観点から ビニール系フローリングへの変更を検討すべきです。

スリッパを継続する場合は、次の点に気をつけてください。

・目に見える清潔対策を提示する。

・ダスキン等の滅菌機能付きスリッパラックや紫外線ランプ付きラックを設置し、「滅菌済」の表示を行う。

・スリッパを使用前、使用後に区別し、スタッフがアルコール消毒を施す。

・「当院ではスリッパをアルコール消毒しております」「ご使用済はこの回収箱へ」と表示する。

スタッフが消毒している様子を患者さんが見ることで、「この医院は清潔管理に気を使っている」と強い信頼感を得られます。

そして、滅菌機器のリース費用をかけずとも、日常業務の中で消毒を行うことで十分な対応が可能です。

■4.まとめ

患者さんは待合室や受付の細かな部分まで意外によく見ています。

「この医院なら安心できる」と初期段階で信頼を築けば診療もスムーズになりますが、「ここは大丈夫かな…?」という印象を与えてしまうと、治療への集中力にも影響します。

特に、「スリッパが乱雑に重ねて置かれている」「左右が混在している」などの状態は清潔姿勢への疑念に直結します。

とはいえ、「土足にしたら床の清掃が大変」「雨の日に泥靴で汚れる」と懸念する声もあるでしょう。

しかし、今ではフローリングモップや吸水性に優れた床マットにより日々の清掃で十分対応できます。

特にビニール系の柄付きフローリングは、小さな染みやへこみが目立ちにくく、補修もしやすいためおすすめです。

もし患者さんがハイヒールや泥靴で来院された場合は、「お足元が滑りやすいので、滅菌済みスリッパをご利用ください」と丁寧におすすめすることで、限定的にスリッパ文化を活かしつつ衛生管理も両立できます。

こうした配慮を丁寧に行うことで、患者さんに気持ちよく待合室で過ごしていただき、医院全体の印象と信頼を高めることができます。


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【発行者】医業経営コンサルタント 木村 泰久