成功する!歯科医院のマーケティング対策 410号
【コラム】
発行が遅れてしまいました。
いよいよ師走です。
おかげさまで弊社は繁忙を極めていますが、世の中的には、おかしな空気です。
コロナ感染の第三波の影響で、東京では午後10時以降の飲食が自粛という
ことになり、街は人が少なくなっているようです。
忘年会もほとんどの医院で中止しました。
今年は、新人歓迎会もサマーパーティーも中止で、
クライアント医院でも、院内のコミュニケーションが悪くなり、
受付と歯科衛生士がアポイントの取り方をめぐってギスギスするなどの
影響がでています。
大勢での忘年会はムリにしても、例えば、受付となかの人達を4人~5人の少人数グループにわけて、交流会の食事会を開催するなど工夫してみてはいかがでしょうか。
人間的なコミュニケーションがあると、職場が明るくなり、働きやすくなると思います。
さて、
来年のセミナー計画をご紹介します。
歯科経営改善ゼミナールは
対面式のリアルセミナーと、
ZOOMによるオンラインセミナーを開催します。
また、定評のある自費増大対策セミナーは、
ドクター向けの「究極の自費話術教室」と、
スタッフ向けの「歯科カウンセラー養成講座」を
それぞれ2回ずつ開催する予定です。
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2021年度プログラム
■1.対面式のセミナー
・日曜 午後1時からです。
1.「新春セミナー」 1 月17日(日)13:00~17:00 5000円(税込)
2.「接遇セミナー」 4月18日(日)13:00~17:00 11000円(税込)
3.「経営塾」 6月20日(日)13:00~17:00 11000円(税込)
お申込みは:
https://md-management.jp/improve/
■2.ZOOMによるオンラインセミナー
・水曜午後7:30からです。
・受講料は5500円(税込)です。
1.「売上増大対策とWEBマーケティングの進め方」2月24日(水)19:30~21:30
2.「売上1億円の予防歯科の作り方」 3月31日(水)19:30~21:30
3.「診療契約と医療過誤・クレーム対策」 4月28日(水)19:30~21:30
4.「歯科医院のための人事評価の進め方」 5月26日(水)19:30~21:30
お申込みは:
https://md-management.jp/improve/
■3.定評ある自費カウンセリングセミナー
●スタッフ向け 受講料は22,000円(税込)です。
1.「歯科カウンセラー養成講座」第1回 5月16日(日)10:00~17:00
2.「歯科カウンセラー養成講座」第2回 9月26日(日)10:00~17:00
お申込みは、
https://md-management.jp/counselor/
●ドクター向け 2日間、講師3名、受講生6名限定。
・受講料は220,000円(税込)です。
・心理学をベースにした徹底的なロールプレイで、話術を持ち帰れるセミナーです。
3.「究極の自費話術教室」第1回 7月18日(日)~19日(祝)
4.「究極の自費話術教室」第2回10月10日(日)~11日(祝)
お申込みは、
https://md-management.jp/conversation/
■■2020年度 「歯科経営改善ゼミナール」プログラム■■
本年度最終のセミナーです。
■12月20日 オンラインセミナー(ZOOM)
「スピードスタートのための開業対策」
(注)午前10時~12時まで、ZOOMにて開催します。
・受講料:5000円+税 オンタイム、録画とも同額です。
・2021年に開業をめざしている歯科医師のために、成功する開業準備と、
スピーディに立ち上げるための対策を解説します。
【お申し込み】
https://md-management.jp/improve/
【お知らせ】
※歯科経営改善ゼミナール DVD講座のお知らせ
https://md-management.jp/dvd/
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では、メルマガを始めさせていただきます。
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【メルマガの主旨】
優良な医療機関の売上向上、患者数増加は社会に役立つ使命です。
そして、売上や患者数を増やすためには、医療サービスとしてのマーケティング
対策が必要です。
このメルマガは、歯科経営に絞り込んだ狭い専門領域のメルマガです。
優秀な診療技術を持ちながら、売上と患者数の減少に悩むドクター、あるいは、新規開業して早期に売上と患者数を増やしたいと考えているドクターのご参考にしていただければと思います。
みなさまのご期待に応えるため、少しでもお役に立つ内容の濃いものにしたいと考えております。
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【発行周期】 原則として、第2、第4月曜日
【発行者】 木村 泰久
(社)日本医業経営コンサルタント協会 認定登録医業経営コンサルタント
株式会社 M&D医業経営研究所 代表取締役
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成功する!歯科医院のマーケティング対策 第410号
「冬のスメハラに注意しよう」
■1.はじめに
先日クライアント医院で、スタッフ達が、ある勤務医の先生が臭いというのです。
軽い腋臭があるらしく、特に寒くなってきてから臭うとのことでした。
なかにはアロマキャンドルをチェアサイドに置く歯科衛生士も出てきたそうで、
どうすればよいかと相談を受けました。
これが、スメルハラスメント。
つまり臭いによって他人を不快にさせる被害です。
実は、冬場にかいた汗のほうが、成分が濃いために臭いやすいのです。
臭いは意外に問題になりやすいのです。
■2.他産業でいえばどんなこと?
臭いが気になるのは、お客さんと距離が近い職業です。
例えば、美容師や理容師、マッサージ師などもそうです。
体臭が気になる美容師や理容師には、髪を切ってもらいたくないですよね。
美容院や理髪店では、アロマを炊いているところが多いようです。
部屋の雰囲気も和らぎますし、体臭なども多少は隠れるようです。
また、接客業ですから、体臭には気をつけています。
しかし、歯科医院ではあまり気にしない歯科医師やスタッフが多いのです。
■3.歯科医院ではどうすればよい?
体臭は白衣を変えることで多少は避けることが可能になります。
歯科医院では体臭が外にでやすいスクラブを着用している医院が多いようです。
ケーシータイプの白衣は、首に襟が立っているので、スクラブよりも体臭が表にでにくくなります。
また、Yシャツとネクタイを着用して上から白衣を着ると、
体臭が外にでにくくなり完璧です。
ただし、この場合も必ず肌着を着用してもらう必要があります。
肌着が汗を吸収するので、体臭が表にでにくくなるからです。
そして本人には、体臭があるので対策を講じるように伝える必要があります。
ところが、これが意外に難しいのです。
以前、クライアント医院で在宅歯科診療をしているスタッフを面談した際、
同行するスタッフが、歯科医師の体臭で毎日気が狂いそうになるぐらい辛く、辞めようと考えているということでした。
その先生は40代なかばの歯科医師で、私が普通の距離で話していると感じない程度でしたが、狭い軽自動車のなかで一日中一緒にいると臭いがこもるということでした。
そして、いざ彼に話す段になって彼のプライドを傷つけずに、 明日から実行してもらえるようなアドバイスをどうすればよいか迷ったのです。
「あなたが臭くて、スタッフに迷惑をかけている」ということを、彼の自尊心を傷つけずに伝える必要があるからです。
彼を呼び出して、女性スタッフがスメハラを訴えてきたことを伝え、男性のたしなみとして朝シャワーを浴び、 デオドラント剤をつけて出勤するようにアドバイスしたのですが、その先生は自分が臭うと言われたことに対して驚き、反論してきました。
自分が体臭で迷惑をかけているということは、男性にとってもそのぐらい受入れられない事実なのです。
■4.まとめ
スメハラは、誰もが加害者になる可能性があります。
自分自身についても見直してみましょう。
腋臭や加齢臭は簡単に治るものではありません。
白衣をスクラブから変える、毎朝シャワーを浴びてデオドラント剤を塗る、
そして長袖の下着を着用するなど、日頃から対策をしておきましょう。
そして、患者さんにも周りのスタッフにも、
嫌な思いをさせないように配慮して、働きやすい職場をつくりましょう。
以上